見出し画像

~好きなものの話~ 「ゴジラ -1.0」

こんにちわ。レザークラフト作家のwiviw(ウィビュー)です。

第6回目の企画、好きなものの話をはじめます!
この企画は私の好きなものの話をただただ書いていく企画です。

ここでは、いわゆる「にわか」など関係なしに好きなことを語っていく、
マウンティングなども一切なしの場です。
みなさんが楽しんで読んでもらうことが目的です。

見てきましたよ、ゴジラ-1.0
これ表記はなにが正しいんですかね?笑

  • ゴジラ-1.0

  • ゴジラマイナスワン

  • ゴジラマイナス1

どれが正しいかわかんないけど伝わればいいか〜笑

私、特撮は大好きなんですが、ゴジラはそこまで詳しくないんです。

今まで見たのは、

・初代ゴジラ
・ハリウッド版ゴジラ
・シンゴジラ
・ハリウッド版ゴジラ対キングコング


くらいです。

メカゴジラ、モスラ、ガメラ、キングギドラは名前と見た目だけは把握しているレベルです。

上記作品の影響を受けた私の中では「ゴジラ=オキシジェンデストロイヤーで殺される」という構図ができてます。
全部が全部オキシジェンデストロイヤーで殺される訳では無いみたいです。


抱えてるやつがオキシジェンデストロイヤーです。


こんな知識レベルの私が今回は好きなものの話、ゴジラマイナス1を書いていこうと思います。

めちゃくちゃネタバレします。笑

ただ、今回は前半はネタバレ無し、後半はネタバレ有りにします。

前半で、「へー見てみたい!」ってなってもらって、
鑑賞してから、後半の記事を見てもらって、
「うんうんわかるわかる」とうなづいて下さい。

それではいってみましょ!

ネタバレ無し編


・俳優がとにかくイイ!

主人公は神木くんなんですけど、演技が最高でした。
神木くんってちょっと悲壮感がある顔で、明るく元気な主人公より、
ちょっと闇があったり、根暗な主人公が似合いますよね。

まさに今回はその後者でして、ハマり役でした。

そして個人的には佐々木蔵之介さんも最高でした。

今作では船乗りで、江戸っ子、てやんでい!って感じの役。
熱い男、兄貴分って感じがしてとても好感がモテました。
兄貴ーー!ってなりたい方は是非映画館に行って観てみてください。

・映像凄すぎ

CGめちゃ凄でした。
予告見ればわかるんでけどかなりゴジラがリアルです。
ちょっと昔の考え方なんですが、日本のCGってお粗末みたいな印象ありましたよね?

日本のCGは雑で、ハリウッドはCGが凄い、みたいな。
でもこれが、今作を見た後だとガラッと変わりました。
もう、今は時代が違うんだなと。

今までみた日本映画で一番すごいCGだったかも。

あと、今回は戦後の日本が舞台なので、序盤は暗い雰囲気なんです。
ちょっとジメッとしてて、すっきりはしない、みたいな雰囲気。


予告編からの切り抜き。瓦礫の山が空襲を彷彿とさせる。


この「暗い雰囲気×ゴジラ」が相性ばっちりでした!
CGも凄いんで、ゴジラがすんごい怖かったし、
戦後の暗い日本に更に追い討ちをかけるゴジラの登場が絶望的で、
まさに戦後の0からマイナス1されてるなぁと思いました。

さてここからはネタバレ有りで書いていきますので、鑑賞してからご覧下さい。








ネタバレ有り編


・再生するゴジラ

鑑賞している前半、いつゴジラでてくるかなぁと思っていたら、
めちゃくちゃ早い段階で出てきましたね笑

見た目は、思っていたより小さいと思いませんでした?

本作では、ゴジラは島の伝説として語られているという設定で、
見た目はティラノサウルスくらい?というサイズ感。

それがアメリカの水爆実験の影響で巨大化し、
とんでもないデカさに成長しちゃってましたね。

そして主人公御一行と初対面したゴジラは海を凄いスピードで泳いでいて、
主人公達と戦闘になっていましたが、このシーンもCGすごかった。
いつ食べられてもおかしくない臨場感、怖すぎた。


この映像。ゴジラも海もCGらしく、データ量がとんでもないらしい。

そしてなにより印象的だったのは、ゴジラの再生能力ですね。
大砲の弾みたいなやつ(機雷だったかな?)をゴジラの口に入れて、
主人公達がそれを起爆して、ゴジラの口周辺は粉々になった。
かと思いきや、ブクブクと再生していき、顔にちょっとした傷がついただけでした。

あの絶望感すごいですよね。笑
やったと思ったら再生しちゃったみたいな、
鬼滅の鬼舞辻無惨、ターミネーターのT1000、ドラゴンボールの魔人ブウ。
全部強すぎて絶望するキャラなんで、僕らの脳には
「倒したと思ったら再生して復活した=絶望」の構図が叩き込まれてるんでしょうね笑

ちなみに今までのゴジラに、再生機能をもったゴジラはいなかったらしいですよ。

・オールウェイズであり、トップガンであり、エヴァでもある。

今回はキャストと時代がオールウェイズ感がありましたよね。笑
何を隠そう、この監督は「オールウェイズ3丁目の夕日」の監督なんですから!(知ってました?笑)


もはやなつかしさも覚える。笑

あの時代は僕は生まれてないのでわかんないですが、
古き良きニッポンという感覚なのかな。

ある意味クレヨンしんちゃんの「オトナ帝国」を子供の時に見て、
昭和の時代に憧れるみたいな感覚ですよね。
今作ももれなく、「なんかこの雰囲気いいなあ」となっちゃいました。

あと佐々木蔵之介さんが鈴木オートの堤真一に見えて仕方なかった笑

そして神木くん、途中からやたらバイクに乗ってましたね。
革ジャンにゴーグル、バイクに飛行機で、
完全にトップガンやんけ!と思いました。笑


神木くんはアメリカンバイクでしたね笑

全然悪い意味じゃなく、監督も意識してるのかなって思いつつ、
「革ジャン×ゴーグル×バイク×飛行機」って最高の組み合わせでかっこいいんですよ。

そんな神木くん、中盤くらいからPTSD気味になってしまって、
半狂乱になるシーンが何回かあります。

特にゴジラが銀座を破壊して、ヒロインが死んだ描写(あれ生きてたのびっくりでしたね)で、
黒い雨(原爆とかかってるのかも?)に打たれる神木くん、とっても悲しかったですよね。

みてて苦しかった訳ですが、抜け殻になってしまった神木くん、
途中からエヴァのシンジくんに見えてしまって、、。
可哀想すぎて、胸がずっと苦しかった、、、。


絶望のシンジくん


シンゴジラを作った庵野監督に向けて、シンジくんっぽさを演出してたらかなり凄いぞ、監督。
そんな繋がりも感じつつ、いろんな映画に影響を受けて、
作品って洗練されていくんだなって感じましたね〜。

・滑稽に見える、でもそれが特撮のロマン

最後に、特撮のロマンについて、語らせて下さい。
ちょっとゴジラの話と脱線しちゃうけど、お許しください。。

そもそも特撮ってめちゃくちゃ「アホくさい」のが前提なんですよ。

例えば仮面ライダー。
仮面かぶって戦ってるんですよ?
風の力を使って変身して、バッタの力で戦う。
なんでやねん!と思いません?笑

バッタて!恐竜とかそっちのが強いでしょ絶対。
風の力て!炎とかもっと強いのあるでしょ絶対。
てかそもそも設定がありえない!悪の組織なんかないでしょ!
こうして俯瞰するとアホくさくて、滑稽なんですよ特撮って。


いやどういう状況!?笑
俯瞰して見ると滑稽なんですよ特撮って。

今回のゴジラもそうでした。
民間人たちだけでゴジラを討伐する作戦、
通称、海神(ワダツミ)作戦ですが、
泡でゴジラを包んで、深海に沈めるなんてアホでしょう?

その説明をしている博士のことを真剣に聞いてる参謀達が一番アホでしょう?
終いには、沈んだゴジラを風船でまた浮上させるという。
絶対無理やん!って思いますよ普通。

でもこの滑稽さを通り越して、真剣に考える。
そして作品に没頭し、夢中になる。
現実に起きたら一体どうなるんだ?
泡でほんとに沈むのかな?風船割れないかな?ゴジラ倒せるのかな?

ある種の僕たちの空想が映像になって目に焼き付ける。
特撮にはこの力があるので、僕たちはどんどん惚れていき、
滑稽さなんか忘れて、この後どうなるだろうと気になる訳です。

今作の海神作戦がゴジラを倒すシーンでしたが、
もちろん映画のクライマックスなので凄い力が入ってましたね。
一見アホな作戦も真剣に、CGになると物凄い迫力でした。

あれを「フン、くだらん」と見てしまってはなにも楽しめなくなります笑

ありえないことを実現させるそのロマンに目を輝かせて、
特撮を全力で楽しむ、それをゴジラはちゃんとやってくれましたね。
これぞニホンの特撮。
監督さん、ありがとう。


滑稽でもいいじゃないか。

おわりに

今回は「ゴジラ-1.0」について書いていきました。

最後は特撮についても書いてみました。脱線しちゃったかな。
言いたかったのは、特撮は楽しんだもん勝ちということです。

特撮以外にも言えることですが、なんでもかんでも斜に構えて、
否定するんじゃなくて、一度飲み込んで味わってみる、
そういうのも大事なんじゃないかなと思ったので書いてみました。

次はなんの好きなものの話をしようかな~

wiviw

■webショップ
https://wiviw.base.shop/

■インスタグラム
https://www.instagram.com/wiviw.craft/

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?