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~好きなものの話~ 「インターステラー」

こんにちわ。レザークラフト作家のwiviw(ウィビュー)です。

第5回目の企画、好きなものの話をはじめます!
この企画は私の好きなものの話をただただ書いていく企画です。

ここでは、いわゆる「にわか」など関係なしに好きなことを語っていく、
マウンティングなども一切なしの場です。
みなさんが楽しんで読んでもらうことが目的です。

今回は映画「インターステラー」についてでございます。
2014年に公開、監督はクリストファー・ノーランという
バットマンの映画やインセプション(レオ様主演)とか
最近だとテネット(デンゼルワシントンの息子主演)を作った監督です。
SFの監督としては革新的でかつ難解な映画を作りがちです笑

興行収入は1億6500万ドルに対し、1億8802万ドルだったみたいです。
今作も漏れなく難解ですので大ヒットとはいきませんでした。

最新のノーラン監督。お髭たっぷり。


ちなみにこの監督、最近「オッペンハイマー」という映画を作りました。
原爆を開発した偉人の話で、日本の原爆投下の内容も含まれているそうです。
色々な配慮がなされたそうで、日本では公開されておりません。
それでも私は見たい気持ちがあるのですが、いつ見れることやら。

オッペンハイマーのポスター。
俳優はキリアン・マーフィー。バットマンシリーズの敵役をやってた人です。


話が逸れちゃいましたが、インターステラーの話をしましょう。
本作はSF作品で、宇宙の話がメインです。
元宇宙飛行士の主人公が再び宇宙にいって、ブラックホールに飲み込まれるっていう話です。(超超ざっくり)
好きなポイントをかいつまんで書いていきます。

※ここから本作のネタバレを含みます。
記事の内容も視聴済みのほうが楽しめるものになっています。


好きなところ

恐ろしい映像美

本作の中盤でとある惑星に向かう場面があります。
その惑星は重力が地球とは全然違う重力なので、
地球での常識が通用しない惑星です。

その惑星に宇宙船で着陸して色々と探索して、
さあ帰るかあ、と船に戻るととんでもないくらい大きな津波が船を飲み込もうと迫ってきました。

ありえない大きさの津波

この津波の映像がリアルすぎてめちゃくちゃ怖かったです。
「宇宙怖ええええ!」っていうより、
「宇宙怖えっ」って感じ。ゾワッと怖い。

宇宙怖いってなるのって、エイリアンとかスター・ウォーズとかモンスター系が多いと思うんです。
それが本作だとモンスターではなくて、地球にも存在する津波という怖さ。
ただでさえ怖いのに、宇宙という未知の空間に超でかい津波。
さすがノーラン監督、素晴らしいですね。

SFロボットの存在

本作にはTARSというロボットが登場します。
終始可愛らしい存在で作中最後までいいヤツでしたね。
映画で書かれる宇宙の旅っていうのは孤独になることが多いです。
(実際はチームで宇宙船に乗って帰ってくるので孤独にはならない)
このTARSはそんな孤独をやり過ごすための話相手にもなってくれる存在です。
ユーモアなんかも言えるAIロボットで、とても優秀です。

TARSは変な形をしている。


SF映画には定番になっているロボットですが、
このTARSの元ネタになっているのは
「2001年宇宙の旅」にでてきたHAL9000でしょう。
このHAL9000は作中の最後に主人公を裏切って作品は終わるんです。

つまりは人類対AIの構造(映画の定番テーマですよね)を描きながら、
途中までは人類とAIは共存できるんだけど、
最後は裏切られて人類は負けるよっていう答えを「2001年宇宙の旅」では描いています。

HAL9000、真っ赤な目みたいになってて怖い。

だから「2001年宇宙の旅」を知っていると
TARSがいつ裏切るかわからないんですよ笑
HAL9000が裏切るところって結構トラウマなんです笑
でもノーラン監督はHAL9000の対としてTARSを作ってくれたので、
最後までいいヤツでした。TARS好き。

理数を突き詰めると何が起きるか

数学を突き詰めると哲学になると聞いたことがあります。
数学のありとあらゆる行為は「証明」が必要になります。
証明を突き詰めていくと、数学に必要な理論の証明の、その先、
つまりは神の存在の証明や、人間の起源の証明につながるそうです。
そしてこの作品はまさにこれに近いことを映像で教えてくれました。

ブラックホールの中はこうなってるらしい。

この映画の一番の難解ポイントは終盤の部分だと思います。
正直、映画に正解なんかはなくて、全部観客の解釈が正解であり不正解です。

文章で伝えると長くなるので超ざっくり書くんですが、
この作品では「愛」は、時空を超えることを映像で表現したかったんだと思います。
色々とSF映画を見てきましたが、ここまで現実っぽい感じ、
あたかも本当っぽい感じで描けるのはこの監督のすごいところです。

私の解釈なので正解でもなんでもないですが、正解なんてどうでもいいですよね笑

おわりに

今回は「インターステラー」について書いていきました。

よく難解映画とか言われるこの作品ですが、2-3回見ればなんとなくわかるはずです。
あとは映像美をとことん体感すれば、すげ~ってなります笑

「親になるというのは、子どもたちの未来の幽霊になることなんだ」
Once you're a parent, you're the ghost of your children's future.

主人公が宇宙に旅立つ前に娘に伝える言葉です。
作中の色々な部分で効いてくる言葉でもあり、とても深い言葉ですね。
これも革に書きたい言葉だな~。

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