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杞憂
私は元来心配性である。
それもなかなかの。
例えば、電車に乗ってから家のカギを閉めたかどうか?とか、きちんと必要な持ち物を本当に全部カバンの中に入れたかどうか?とか仕事を終えて帰ってからきちんとTo Do リストに挙げたことを全部やり終えていただろうか?etc...
つまり挙げるとキリがないのである。
だけど、大体その心配は杞憂に終わる。
「杞憂」
私にピッタリの熟語ではないか。
いつも10分後にはそんなことなどどこ吹く風というような具合である。
気になってこの「杞憂」の意味・由来を調べてみた。
どうやら由来は中国の古典「列子」に由来するらしい。なんかかっこいい。中国の古典って由来の最高峰なのではないだろうかとか思ってしまう。
謎の自惚れはほどほどにしておいて。
さらに詳しく見ると、杞の国という場所に天が落ち、地が崩れると心配した人が食事も睡眠も取れなくなったらしい。それを見かねた人が説得して安心させたという逸話から来ているらしい。
(参照:毎日新聞より)
こうやってその時ふと思ったこととか熟語の由来を調べてみるって意外と楽しいことに気がついた。
「このnoteをたくさんの人に見てもらえるだろうか…」
「読んで何かを感じてもらえるだろうか…」
書きながらぼんやり思っている私のこの心配もきっと10分もすれば、いつも通り杞憂に終わっていることだろう。
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