私が本好きになったきっかけの小説「かがみの孤城」

本って読むのが大変で、読むのに少し抵抗感を持ってしまう人がもしかしたらいるかもしれません。私もその一人でした。
しかし、少し時間ができたある日、家にあった一冊の小説「かがみの孤城」を読んで、本というものに対しての偏見や先入観が払拭され、本の面白さに気付くことができたのです。
「かがみの孤城」は、作家・辻村深月による長編ミステリー小説です。この小説の素晴らしい点を4つ紹介していこうと思います。

  1. 複雑なプロット構成

小説のプロットは、謎めいた事件や人間関係の複雑さに満ちており、読者を引き込みます。特に、主人公の内面と事件が混ざり合い、どちらも複雑に絡み合っているところが、辻村深月の小説の特徴のひとつです。

2.登場人物たちの人間性の描写

本作に登場する人物たちの心理描写は非常に緻密で、一人一人の性格や背景が丁寧に描かれています。そのため、事件が起こった際の動機や感情の変化を理解することができ、物語に深みが出ます。

3.隠された秘密や謎によるサスペンス

物語には多くの謎が隠されており、読者を引き込むサスペンスがあります。その謎が徐々に明らかになると、物語の緊張感が高まります。また、謎解きの過程が登場人物たちの成長や変化を描き、物語の深みを増しています。

4.言葉選びの美しさ

辻村深月の文章は、シンプルながらも美しく、読みやすく、その上で非常に緻密に描写されています。作中に登場する風景や人物の描写が非常に詳細で、読者を物語の世界に引き込みます。

以上の点が、「かがみの孤城」の面白いと言われる理由の一部です。謎解きというストーリー性と、登場人物たちの人間性、美しい文章などが組み合わさり、物語をより深いものにしています。

この本は、2018人に本屋大賞を受賞しており、映画化もされています。読んでみて、後悔はない一冊になっているので、ぜひ挑戦したことのない人には挑戦してほしい一冊です。


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