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【プレイ日記#2024 上半期】

最近暑いな、と思っていたらいつの間にか今年も半分を過ぎていた。

今年は期待の新作ゲームたちが軒並み年明けに集中していたこともあり、現在に至るまでにかなり充実したゲームライフを送れている。
そして先日行われたニンテンドーダイレクトで発表された発売予定のゲームたちがどれも魅力的だったため、下半期はどの作品を遊ぼうか今から迷っているところだ。
個人的に特に注目しているのは『ゼルダの伝説 知恵のかりもの』だ。
『かまいたちの夜』なんかもプレイしてみたい。

前置きはここまでにして、本数は非常に少ないが遊んだゲームの感想を綴っておこうと思う。

【ファミレスを享受せよ】

2024年5月プレイ開始
総プレイ時間:約3時間

【ストーリー】★★★★☆ 4
【ゲームシステム】★★★★☆ 4
【キャラクター】★★★★★ 5
【音楽】★★★★☆ 4
【総評】82点

本作は、見知らぬファミレス「ムーンパレス」に迷い込んだ主人公を操作し、同じように迷い込んだ4人の先客たちと交流を深めていくアドベンチャーゲームだ。
超独特な世界観・まるで純文学を読んでいるようなテキスト・浮世離れしたキャラクターたちが織り成す物語はボリュームこそ少なく感じるが、一切の妥協を許さないほど洗練された設定と本作でしか味わえない雰囲気がプレイヤーの心を掴んで離さない。
読後感も絶妙な塩梅で、「チル」という言葉がこれほどマッチする作品も中々無いだろう。

なあ君、ファミレスを享受せよ。 月は満ちに満ちているし ドリンクバーだってあるんだ。
このセリフにピンと来た人はプレイしてみてきっと損はしないはずだ。


【メルルのアトリエ ~アーランドの錬金術士3~ DX】

2024年5月プレイ開始
総プレイ時間:約55時間

【ストーリー】★★★★☆ 4
【ゲームシステム】★★★★★ 5
【キャラクター】★★★★☆ 4
【音楽】★★★★★ 5
【総評】87点

本作は『アーランドシリーズ』を締め括る三作目であり、ゲーム内の期日で5年間という期限が設けられている、所謂「時限性のアトリエ」である。
また、オリジナル版は2011年発売であり、僕が遊んだのは2018年に発売された完全版である。
ちなみに前々作『ロロナのアトリエ』、前作『トトリのアトリエ』は未プレイであるが、プレイに大きな支障はなかった。

物語の舞台は総人口100人の辺境の小国・アールズ王国であり、この王国は5年後に共和国への併合が予定されており、その準備として国をあげての開拓事業に取り組んでいた。
主人公となるアールズ国王・デジエの一人娘・メルル姫はふとしたことから錬金術師を目指すことになるが、当然父から反対されてしまう。
しかし、3年以内に王国の人口を3万人以上にする――という条件をクリア出来れば、錬金術の研究を許容してもらえることになり、メルルは国の発展を目指して開拓事業に奔走することになる。

本作は制限時間付きではあるが、期限内であれば自由に行動することが可能で、調合・探索・戦闘をスケジュール内で効率的にこなしていくのが攻略の要となる。
古い作品ではあるが、流石に完全版ということもあって概ね遊び易くなっており、システム面にこれといった不満は見当たらない。
しかし、時限性のアトリエということもあり、難易度はやや高めであることからいきなり本作からのプレイはオススメしない。
だが、いくらかアトリエ作品を遊んだことがあるのであれば、ある程度の勝手がわかるため、中毒性の高い調合や戦略性の深いバトルを十二分に楽しめるだろう。

本作はマルチエンディングであるが、ひとつのセーブデータで全てのエンディングを閲覧するのは困難であり、必然的に周回プレイを要求される点が個人的に感じた大きな不満点だ。
しかし、未だに根強い人気を誇る作品である理由に納得できるほどの完成度を持っている点も疑いようがない。
そして本作が僕が遊んだ10作目のアトリエ作品であった。


【龍が如く7外伝 名を消した男】

2024年6月プレイ開始
総プレイ時間:約20時間

【ストーリー】★★★★★ 5
【ゲームシステム】★★★★★ 5
【キャラクター】★★★★★ 5
【音楽】★★★★☆ 4
【総評】91点

本作は時系列的に『龍が如く6 命の詩。』と『龍が如く7 光と闇の行方』の間にあった出来事を描いており、「堂島の龍」と呼ばれる伝説の極道・桐生一馬が再び主人公を務める。
また、ゲームシステムも前作『7』のコマンドバトルRPGから打って変わり、従来のアクションバトルへと回帰している。

本作について、僕が述べたいことがひとつだけある。
本作は絶対に、これまでのナンバリングされた『龍が如く』シリーズをプレイしてから遊ぶべきである、ということだ。
それによって本作のラストシーンの見え方が大きく変わってくるからである。

あと何を失えば、大切な人を守れるのか

という本作のキャッチコピーも、受け取り方が変わるはずだ。

外伝作品ということもあってかボリュームこそやや控えめだが、一人の男の人生に焦点を当てた物語は極めて濃厚で、『龍が如く』ファンの感情をこれでもかと揺さぶってくる構成になっている。
新要素を含め、思わず” 待ってました ”と言いたくなるような爽快な戦闘システムも個人的には嬉しいポイントである。
豊富なサブクエストやサブコンテンツも非常に楽しめるものになっており、意図せず寄り道してしまうプレイヤーも多いのではないだろうか。

外伝作品と銘打ってはいるものの総じて完成度は高く、『龍が如く』という作品の持つ力量を見せつけられた一作であった。

あと、赤目を演じていたファーストサマーウイカって歌手だったんですね。
演技上手すぎて女優さんだと思っていた……。


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