2022の秋、朝護孫子寺へ〈後半〉
文字数が足りないため記事を分けました。
東方星蓮船の聖地巡礼、朝護孫子寺の観光をまとめてみたした。
前回の記事はコチラから
命蓮塚
朝護孫子寺の発展に貢献した命蓮上人のお墓と伝えられる塚です。
開山堂のおばさま曰く尼君は僧侶ではないらしく、尚且つ、昔は女性差別があたり前な社会でしたので、命蓮上人のと比べると見栄えに差が出ているとご説明をいただきました。
それでも管理されている方々のおかげもあり綺麗に整備され、質素ながらも素敵なつくりでした。
聖白蓮の元ネタ
信貴山縁起絵巻のラスト(3番目)を飾るお話、仏門に励むため出たっきりの弟の行方を探す旅に出る事にした姉(尼君)。東大寺で休憩をした際仏の導きにより無事に弟と再会を果たし寺で仲良く暮らしました。めでたしめでたし、と。
作中では命蓮の姉という設定なのでそんまんま白蓮=尼君となりますね。
東方補正もあるかもしれませんが信貴山縁起絵巻の中では一番好きなお話です。
シリーズの中で一番人情に溢れており親しみも持ちやすいのではなかろうか。
余談ですが、制作段階では命蓮がラスボスの案もあったそうな。
玉蔵院周辺
猫ちゃんと白蛇
玉蔵院に進む過程で猫ちゃん発見。
近くにいらした管理者様曰く保護猫のようで去勢のマークもありました。耳を少しだけカットしている。
そして耳寄りな情報⁉︎
最後に向かうつもりでいた空鉢護法堂には生きた白蛇がいるらしく、スマホで写真を見せて下さいました。
果たして白蛇には会えるのか。
玉蔵院
お土産を買いに玉蔵院へ。
人様に頼まれてあるお菓子を買いに来たのだが、残念品切れ。
お金を落とさないのもなんなんなので御朱印帳用のケースを買ってみました。やったぜ。
成福院
目当てのお土産発見。買えて良かった。
このお菓子、頼まれた本人に少し分けてもらったのだか美味しかった。
甘さ控えめなサクサクなサブレと挟まれた羊羹の滑らかな舌触り、両方の食感が同時に楽しめて本当に美味しかったです。
ここでお菓子のご紹介
黄色と黒は虎に因んで、もう一つ、毘沙門天の神使とされる百足が目印。
足の多さから縁起のいい生き物として扱われているようです。
命蓮寺だけでなく百世ファンにもオススメ。
飛蔵
臨時で本尊が祀られている飛蔵へ。勿論お参り。
また、精巧で美しかったので入り口の彫刻に注目。
そして木鼻は虎の彫刻。
霊宝館
主目的、信貴山縁起絵巻の本物を見るために拝観料を払い入場。
一部二部は通常通りレプリカ、三部の尼君のみ本物が展示。やはり本物の方がキャラクターたちの表情が掴みやすく見やすかったです。
ただし、ケースのサイズの都合上三部の全てを見ることは出来ませんでした。
入館料支払い時に管理者様が気さくに話しかけて下さり、絵巻物目的で来た事を伝えると喜んで下さいました。
本物を全部見せられないのを気にしてか、良かったらと、信貴山縁起絵巻の書籍を貸して下さりました。
鳥獣人物戯画ほどではないにせよ、国宝なので大きな書店へ行けば美術関連の置き場に何某かの書籍は置いていると思います、もしくは図書館。
もし信貴山縁起絵巻が気になる方は是非調べてみて下さい。
本堂
閉まっていますが、見晴らしの良い景色や立派な建築と見応えばっちし。
空鉢護法堂
信貴山縁起絵巻最初のお話、信貴山で修業をしていた命蓮は托鉢のため法力で鉢を長者の元に飛ばす。度重なる物乞いをよく思わなかったのか、長者は鉢を蔵に閉じ込めてしまった。法力は機械的な設定だったようで、鉢は蔵ごと命蓮の元に戻ってしまう。返してもらうよう命蓮の元に尋ねたところ蔵はそのまま、中身の米俵だけ長者の元に返された。めでたしめでたし?
長くなったが山頂のお堂は上記逸話に因んでいる。
曇り空の朝に反してお昼を迎える頃には晴れ始め、汗ばむ陽気に。
勿論疲れたし、沢山汗もかいたが、旅行初日の伏見稲荷の登山を経験したのでそれと比べればなんて事ありませんでした。
途中で休憩できるような所もあったので時間に余裕があれば休憩を挟みつつゆっくり進めばそんなに辛くないかも。
片道約二、三十分かけて山頂へ。
白蛇は見かけませんでしたがそれは諦め山頂からの景色を堪能する事に。
そして、絵馬を奉納。
正直ご利益や願い事がなんだとかはあまり考えずに社寺仏閣へお参りするのが大半。
ひとまず穏やかに過ごせる事を祈ってみました。
帰還
元来たバス停に戻る過程で残りの場所で参拝賽銭などしつつ、信貴山観光iセンターで時間を潰す。
12:56発のバスが来るまで30分くらい空いてるのでソフトクリームを食べつつ休憩をば。
バス停、12時代を逃すと次は14:00発となるのだ。
13時の便があればゆったりお昼ご飯も食べられたのだが。
売店のような場所で食べるありきたりな料理が好きなのだが次回に持ち越し。
iセンターを後にしようとすると従業員の方々がお出迎え。
わざわざありがとう。また来ます。
あとがき
7、8年前の時と比べると施設の人に声かけられる頻度が非常に多かった。ありがたみからか。コロナ禍の影響もあるかも。
完全に落ち着くにはもう少し時間がかかりそうですね。三密には注意しつつまたリベンジしたい。
今回の旅行はこれにて終了!
前もって計画したおかげで臨機応変に楽しめました。
ここまで読んでくださりありがとうございました!
では、また。
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