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週7雲仙生活ー農的暮らしというけれど

農的暮らしというけれど
まさか、彼らが農的生活を送っていたとは…

彼らとは
ミツユビナマケモノ

辻信一さん

6月7日
「希望のキャラバン」のトークandライブ
日本各地を巡るキャラバン隊が
ここ、長崎県雲仙市にも
やって来ました

文化人類学者で環境活動家の
辻信一さんと
「ナマケモノ倶楽部」の
立ち上げメンバーである
アンニャ・ライトさん
そしてアンニャさんのお子さんの
パチャさんとヤニさん
「ナマケモノ倶楽部」の
25周年の記念ツアー



「希望のキャラバン」のテーマは
「ローカル&リジェネラティブ」

雲仙市国見町の
竹田かたつむり農園にて

まずは、竹田さんの畑で種どり体験会
自家採種した種は
風土を記憶して次の世代に繋いでいきます
風土だけでなく
農家さんのやり方も記憶していくそうです

鞘や軽い種を風で飛ばして取り除く作業

そして、竹田さんのご自宅で
トークandライブ
普段、生活しているリビングに
40名程の人がいるのが不思議な感じだと
笑われていました

動かないことで生き延びてきたナマケモノ
動くものを追いかける肉食の動物から
身を守る手段として動かないことを選んだ動物
ほとんどの時間を木の上で過ごし
葉っぱや果実をダラーーっと食べているそう

そのナマケモノが木の下に降りるという事は
大変危険な行為
体力も使うし、肉食動物に襲われる危険も
転落事故の危険もあります
しかしナマケモノは排泄する時
木を降りるそう
しかも木の根元に、穴を掘って、排泄して、土を被せる

危険を冒してでも
わざわざ穴を掘って埋めるのは
木の根に栄養分が届くようにだそうです

熱帯雨林の森では
虫や微生物が土の表面にたくさんいて
すぐに分解するので
養分がある土は
表面近くにしかないそう

住居であり、食料である木を
しっかり根が張り育つように
穴を掘って排泄物を埋める

辻さんの「ナマケモノは農業をしている」
という表現は聞いて楽しくなりました
大事な木を育てているんですね

農的暮らし
戦わないこと

本当にナマケモノに学ぶことは多いです

辻信一さんの楽しいお話と
アンニャファミリーの音楽ライブ

素敵な時間を過ごさせていただきました
集まったみなさんもとっても素敵な方々でした

雲仙市に「希望のキャラバン」が来てくれたのは
竹田さんのおかげです
ありがとうございます

私もミツユビナマケモノになろうと思います
写真に写る時は
Vサインじゃなく
ミツユビナマケモノのミツユビサインで
はい、ピース


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