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老いていくという事
最近は人生100年時代なんていう言葉が当たり前になっていますが、最近老いについて考えることがありましたので、今日はそこでの気づきを書こうと思います。
出来なくなっていくことの苦しさ
私は、49歳になります。平均よりも早く更年期障害の症状が出始めたため、そろそろ終盤に差し掛かっており、今年に入ってやっとこの先人生について考えられるようになってきました。
ただ、物忘れについてはそうもいかないようです…
40歳の時は、中学校、小学校、幼稚園、習い事、高校受験など、3人の子どもたちのスケジュール管理はバッチリで、なんなら手帳やカレンダーに書き忘れていたとしても、難なくこなせていました。
それが、45歳を過ぎたあたりから、手帳やカレンダーに書いても忘れる、学校の提出物を出し忘れる、タイマーをかけても止めた瞬間に忘れる、出かける時にスマホを忘れる、何をしようとしてたのか思い出せない、家事をしても目につくものに気を取られ、やりっぱなしの連続…こんな日々が続くようになり、自分のことが嫌になりました。
もちろん自分なりにいろんな対策をしているのですが、今までこんな事なかったのにな、このまま私どうなっていくんだろうと考えると、不安で仕方がありません。
前ならこれくらいのタスクすぐに終わらせられたのに、これくらいの事すぐに頭に入ったのに…
と、仕事や育児をバリバリやっていた頃のイメージが付きまとい、あまりのギャップに落ち込む日々。出来なくなった自分を目の当たりにすると、心がかなりしんどくなります。
退職する先輩の言葉
パートの先輩が、36年間勤めた仕事を辞める決意をし、今月末に退職することになりました。70歳を越えて、気持ちは元気でも仕事のスピードについていけなかったり、疲れやすくなったりとそろそろ引退かな?と辞めるタイミングを模索していたそうです。
決め手となったのは、今まで出来ていた作業が出来なくなったこと。もうここで出来ることはないなと、心が折れたと言っていました。「そんなの年をとれば仕方のない事だよ」と、周りは励ましていたけど、私は自分のプライドがズタズタになって苦しくなる気持ちが理解できました。
その先輩が、「あなたはまだまだこれからの人だから、どんどん挑戦していってね!」と言う言葉を掛けてくれました。その言葉を聞いてハッとしました。
嫌でも辞めなくてはいけない時がやってくるというのに、もう無理だなんて言って自分から諦めるって…
自分自身、この5年くらいで老いを感じることが重なったので、考え込んで憂鬱な気分になることが多かったのですが、先輩からの言葉に「そうだ、まだまだ挑戦できるんだ‼︎」と前向きに考えられるようになりました。
先輩曰く、60歳を過ぎたら、5年ごとに出来ないことが増えていくらしいです。だから、「先のことを考え過ぎないで、その時に出来ることを精一杯やりなさい!」とアドバイスをもらいました。
そうだ。老いていく自分を受け入れて、あれこれ考えず今に集中し、今を精一杯生きていこう‼︎
そんな気づきを与えてくれました。
36年間本当にお疲れ様でした。
最後まで読んでくださりありがとうございました🍀
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