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リスフラン関節矯正で坐骨神経痛が改善された症例報告

こんにちは徒手療法家のアオヤギ先生です。
この記事ではこれまで徒手療法に500万投資した私が実際に臨床で役に立つ知識と症例をお伝えさせて頂きます。
施術歴7~10年の先生向けのコンテンツになります。

今回はリスフラン関節矯正で坐骨神経痛が改善された症例報告をお話させて頂きます。坐骨神経の原因はヘルニアや脊柱管狭窄症など様々あります。



坐骨神経痛とリスフラン関節の関係性

坐骨神経痛を改善するには坐骨神経がどのように走行しているかを理解する必要があります。
勿論、多少の個体差はありますが
主にⅬ4,5から始まり膝関節周辺で脛骨神経や腓骨神経などに分岐します。
そして最終的にはリスフラン関節に集結します。
また坐骨神経のみならず神経痛を改善するには末端の神経からアプローチすると効果的に改善する事が出来ます。
故に坐骨神経痛を改善するにはリスフラン関節の評価は必須になります。

★余談になりますが、リスフラン関節足背側に骨隆起がある方は長期間、坐骨神経が障害されているサインになります。


実際の症例報告

①患者様情報

年齢・・30代前半
性別・・男性
症状・・左坐骨神経痛、腰仙部痛
検査・・SLR【+】 パトリック【-】 腓骨後方変異
★検査した際に腓骨後方変異が顕著だった為、腓骨が浅腓骨神経を圧迫している可能性があると考察

②施術内容

大腿二頭筋の筋緊張を緩めて腓骨後方変異に対して矯正を行った。
次に距骨下関節とリスフラン関節に対してアジャストメントを行なった。
最後に浅腓骨神経のリリースを行なった。
★施術直後は痺れの範囲が狭くなり、施術4日後には痺れはほとんど消失したとの事だった。


最後に

今回は坐骨神経痛についてお話させて頂きました。
坐骨神経痛の原因は多くあるので何が原因で坐骨神経痛を発症しているのか?そもそも徒手療法で改善出来る範囲なのか?をしっかり識別する必要があります。
今回のブログをキッカケに坐骨神経痛に対して知識を深めて頂けたなら幸いです。


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