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右肩関節周囲炎が肝臓の施術で改善した症例

こんにちは徒手療法家のアオヤギ先生です。
この記事ではこれまで徒手療法に250万円投資した私が実際に臨床で
役立つ症例を発表させていただいています。
施術歴7~10年の先生向けののコンテンツになります

今回お伝えさせて頂くのは、右肩関節周囲炎が肝臓施術で改善された症例についてお話させて頂きます。
実は右肩関節と肝臓はかなり密接な関係が有り、適切な検査と的確なアプローチによって肝臓施術で改善する事が出来ます。

・肩関節周囲炎に対しての引き出しを増やしたい
・的確に内臓への施術を行ないたい
・肝臓と肩関節の関係性を知りたい
という方は今回のブログがお役に立てるかもしれません。



右肩関節と肝臓の関係性

右肩関節と肝臓は【神経】での密接な繋がりがあります。

右肩関節関節包の神経支配は腋窩神経になります。
肝臓の神経支配は横隔、大内臓神経になります。

腋窩神経と横隔神経は同じⅭ5から出ています。

肝臓が何かしらの原因で機能低下を起こすと横隔神経を伝ってⅭ5の機能障害を引き起こしてさらに、腋窩神経の機能障害が起きるので肩関節周囲炎になりやすいです。
ちなみに
・右肩=肝臓  
・左肩=胃、胆のう
の関係性があります。


実際の症例

①患者様情報

年齢・・40代後半
性別・・女性
症状
右肩関節周囲炎、更年期障害【ホットフラッシュ】
検査
リフトオフ【+】 アドソン【-】 右肩関節外転110°で疼痛


★半年前から更年期障害と右肩関節周囲炎を同時に発症。
 整形外科でレントゲンを撮ってもらうも特に異常は無かったとの事
 検査をした際に右肩外転110°で肩関節に疼痛を感じていたが、
 肝臓を押圧した状態で外転してもらうと170°まで可動域が広がった。

②施術内容

検査をした際に肝臓に問題があると判断し、肝臓に対してリコイルテクニックと反射点を用いたテクニックを行なった。
また腕神経叢へのアプローチとして小胸筋のリリース、肩甲上腕関節包に対してのモビライゼーションを行なった。
施術後は肩外転180°まで広がり、疼痛レベルもps2まで下がった

③なぜ肝臓が機能低下を起こしていたのか?

肝臓の機能低下の原因は【アルコール、ストレス、添加物過多】等多くありますが、今回の方は更年期障害により女性ホルモンの分解が追い付いて無かった。が原因でした。
肝臓の役割の一つとしてホルモンの分解があります。
更年期障害によりホルモン分解が追い付かずに肝臓が機能低下を起こしていたと考えられます。
故に更年期障害と肩関節周囲炎が同時に発症したと考えられます。

最後に

今回は肝臓と肩関節の関係性と実際の症例をお話させて頂きました。
肩関節周囲炎も原因が肩以外にもある可能性があります。
今回の記事が臨床でのお役に立てれば幸いです。


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