最高の私になるまで【2 きっかけ】

過去の振り返りも混じえながら
現在進行形の”今の気持ち”を記録していく。

今回、完全克服の
一番大きな後押しとなったのは
ある方との出会いだった。

色々あって、
普段はほぼ全くと言って良いくらい
価値観の合う人と話すことが無い私。
そんな毎日にうんざりしながら
この環境から脱せる日まで
淡々と暮らしている。

そんな中、つい一ヶ月前、
SNSで知り合った同じ趣味を持つ方から
会ってお話しませんか?
とお誘いをうけ、初めてお会いすることに。

もちろん相手は
私が拒食症克服中であることを知らない。

「こんなガリガリ、びっくりされるよな…」
「どう思われるんやろ… 」

正直、誘ってもらった嬉しさや楽しみより先に
”自分がどう見られるか”という
不安が湧き上がってきた。

以前から同じような経験は何度かあった。
その度に、当日までにちょっとくらいは
ふっくらした見た目になろうと
思いはするものの、結局、
「大して気にされる部分じゃないかも」
と増量を避けてきた。

みんな口に出して言わないだけで、
何かしら思っているに違いないのに
「言われなかった=私は普通」だと
勘違いして(そう都合よく思い込むことで)
一向に変わろうとしなかった。

でも、今回の出会いは違った。
今まで同様、何も言われなかったけど
彼女のブレない真っ直ぐな眼差しから
「あなたは一体どういう人なの?」と
私の中心部をぐいぐい見られているようで、
「私はこういう人です!」と
堂々と胸を張って居られない自分が
とてつもなく情けなかった。

圧倒的な軸があり魅力溢れる彼女に対して
ガリガリで覇気がない貧相な私。

この時初めて、
自分をきちんと客観視することが出来た。
いくら将来に対する強い意志や夢があっても
この見た目じゃ説得力の欠けらも無い。

外見ばかりを気にしてきたせいで
いつの間にか、行き過ぎた痩せに
固執するようになり、
本質的な自分の価値を見失っていた。

他人に対しては、
スタイルなんか気にすることなく
中身重視で関係性を築くのに、、、

彼女との時間で感じた全てが、私の背中を
今までとは比べものにならないくらい
大きなパワーで押してくれた。

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