私は爆弾

今私は爆弾を作っている。
戦争が始まりそうで、爆弾を大量に作っている。
ある日、仮想敵国から飛行機が飛んできた。
国境を越えたため撃ち落としたことが引き金となり、戦争が始まった。
私は最初、敵国の爆撃担当として爆弾を落とす係になっていた。
ある日突然、出動命令が出て飛行機に乗り込む。
先に護衛の戦闘機たちが飛び立ち、それに続いて爆撃隊が飛び立つ。
国境を越えると待ち構えていた迎撃機が撃ち落としに来る。
護衛の戦闘機たちが時間を稼ぐ中、私たち爆撃隊は私が開発した新しい爆弾を落とす。
気のせいだろうか…落とした時微かに「行ってきます」と聞こえた。



「どこに行くのかな」
「お父さんとお出かけだ!」
「やったね」
〜数時間後〜
「まだ着かないかな」
「もうちょっとだよ」
「あ!扉が開いた!イッテキマス!」

「僕たちどこに行くのかな」
「きっと地上でバカンスだよ」
「楽しみだなあー」


彼らが地上に着くと辺りは火の海と化し、その国が長い年月をかけて作ってきた文明、遺産、土地、民すらも…数時間でほとんどを根絶やしにした。


その後
悲劇を生む
その悲劇は後世に語り継がれるほどそして「負の遺産」と言われるほどに酷い歴史の一角となった。

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