久しぶりにあった准教授に人生相談した
学生リクルートで、母校の大学に行った時の話。
研究室の教授には会えなかったので、
准教授にお会いした。
准教授は俗にいう変人だ。
服はいつもヨレヨレ。
そして、研究のことを話し出すと止まらない。
いかにも大学の教授といった感じだ。
この日も相変わらず、リクルートの話を持ちかけたが、話は研究のことについてに移り変わって行った。。。
どういう流れで話が変わったか分からないが、
「35歳、転職限界説」へと話は移った。
「人は考え方や価値観が35歳で固まってしまう」
というのが、この俗説の由来らしい。
私は准教授にこういった。
「今の自分の環境に染まっていくことが怖いです。自分の意志が外的な要因で形成されていく感覚。そう思うと、自分の意志で話している言葉なのかどうか分からなくなっていくんです。」
彼はこういった。
「それは人間としては当然の反応です。
例えば赤ちゃんは脳の思考回路を容易に切ったり繋いだりできる。
例えば、赤ちゃんがティッシュを教えられるとする。
赤ちゃんは、
「ティッシュ=白くてふわふわしたもの」と認識する。
次にうさぎを見た時、赤ちゃんは「ティッシュ」という。すると大人から、「あれはうさぎだよ」と教えられる。
ティッシュは白くてフワフワした薄い紙。
うさぎは白くてフワフワしている動くもの。
このようにして赤ちゃんはモノを覚えていくのだそう、、、。
だから赤ちゃんのうちから英語を教えれば、喋れるようなるそうぁ。
対して大人は思考回路が固まってくるから、なかなか吸収ができない。
当然、仕事をすれば、その感覚に染まっていく。
そして教授はこう言うった。
『君にひとつアドバイスするとすれば、
「何か普遍的に変わらない、世界の真理のようなものを土台として固めていって、そのほかのものは遊びを持たせる感覚でいれば、多少の不安は減るんじゃ無いですか」 』
ちょっと、難しそうだったが、
「なんかかっこいいこと言ってんなぁ」
教授の言った話自体、あってるのかあってないのか分からんが、とりあえずメモをする。
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