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大学教員が小児性愛者だった話

大学の教員が、脱衣所にいる女子児童の写真を盗撮して、捕まった。



みんな「子どもが好きなのは気持ち悪い」とネタにして笑っていたが、僕は冷や汗が出ていた。 

自分はLGBTQという立場であり、マイノリティだ。そして、小児性愛者も社会的にはマイノリティ。

もし、どんなに頑張っても、子どもしか性の対象として見ることができないとなったら、生きていく上でのストレスは計り知れないだろう。  
絶対に言えない。

だから、そういう人を、「怖い人」、「理解できない人」として、寄ってたかって叩く行為は、自分が内包している人との違いを踏み躙る行為に繋がるような気がした。 

まぁ、叩き方にもよるけれど、、、。

例えば、「盗撮行為」を叩くこと事態は分かる。
それは迷惑行為だからだ。
時々、ゲイが公共のサウナでイチャイチャしてることがあるらしいが、そういうのは本当にやめて欲しい。電車内でカップルがおっぱじめるのと一緒だろ。

では、その大学教授が「小児性愛者」であったことを叩くのはどうなのだろう。  


世の中から受け入れがたい存在であるという、自覚がある中で、生きていくのは相当なストレスだ。 
マイノリティ当事者として、その辛さは多少わかる気がする。 
だから、僕は彼に少し同情してしまった。 


昨今は、LGBTQを含んだ多様性を受け入れようという動きが高まっている。 
実際、周囲にカミングアウト済みの僕からしたら、今自分がLGBTとして抱えるストレスは小さくなってきていると感じる。

だが、そういった動きの陰で、小児性愛者など、認められることを許されない人達がいることも事実なわけで、、、。 

都合良く綺麗事を並べて、  
そう言った陰の部分からは目を逸らして、多様性を訴えること。  


非常に浅はかだ。    



なんて言いながら、自身の恋愛対象が、成人の男性であるということに、安堵している自分がいる。

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