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2024.3.31 シンプルで強い構造

スリートラスト工務店では、許容応力度計算による耐震等級3を標準としておりますが、無理なく耐震等級3を取得できるようにシンプルな構造を意識して設計しております。

シンプルな構造では、荷重(力)の流れがスムーズになります。

力の流れのイメージ

2階建ての場合、1階と2階の柱の位置が揃っていると屋根からの荷重をスムーズに基礎・地盤まで伝える事ができ、梁材の負担がへり、材料を小さくできます。
1階と2階の柱の位置がずれている間取りですと、梁の負担が大きくなり材料も大きくなります。そうすると構造コストもかかってしまいます。

リノベーションを検討する際も、1階と2階の柱位置がずれている箇所が多いような間取りの場合は、梁の補強や1階柱の補強が多くなり、コストアップにつながるため、そのような場合はあまりリノベーションに向いて無い建物と判断する場合があります。

又、梁材を検討する際に「たわみ」を確認します。
「たわみ」とは、長い間荷重を受けることで梁の真ん中が沈んでしまう現象をいいます。
梁の場所によって基準は違いますが、柱と柱の間が3640㎜ある間口で
12㎜~18㎜くらいたわんでも計算上OKとなる場合もあります。
このあたりの「たわみ」の許容値は設計者によって判断が違いますので確認される事をお勧めいたします。
ちなみに弊社では、5㎜に設定して計算しております。

たわみ検討のイメージ(緑色又は白色は安全)

シンプルな構造は強くてコスパも良くなります。

スリートラスト工務店では、
家族みんなが安心して快適に暮らせる住まいをご提案しております。


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