2024.3.6 べた基礎が危ない!
先日定期購読している建築知識ビルダーズ56号が届き、
その表紙に大きく「ベタ基礎が危ない!」と書かれておりました。
住宅の基礎形状は大きく布基礎とベタ基礎の2種類に分類されます。
現在の住宅では、ベタ基礎の採用率がおおよそ9割を超えているそうです。
(フラット35融資住宅の工事仕様調査結果による)
弊社の基礎においてもベタ基礎を採用するケースがほとんどとなっております。
では、なぜその「ベタ基礎が危ない!」のか?というと、本書によると構造を理解していない「ベタ基礎もどき」が多数あるため危ないという事にだそうです。
ベタ基礎もどきとは、ベタ基礎の形状をしているが
構造計画をしかっりとせずにとりあえずベタ基礎っぽくした基礎といえると思います。
しかっりとしたベタ基礎としては
構造区画が整理され、基礎の立ち上がりで囲まれている区画が四角形になり、その四角形に四隅に柱が建ち、立上り基礎が切れる部分(点検のために開ける人通口)が適切に補強されている事が重要です。
すべて四角形で囲まれており、その四隅には柱が建ちます。
又、基礎の立上り部分が切れる箇所は、写真のように補強して連続性を保つようにしております。
基礎は建物の荷重を受け、地盤に伝える役割があるので、しっかりと計画する必要があります。
スリートラスト工務店では、プランを検討する段階から構造を意識してご提案しております。
そうする事で、シンプルで強い構造をつくる事ができます。
間取り優先、デザインのみで建物計画を練ることはありません。
それは、永く安心して暮らしていただきたいからです。
これらも、しっかりと建築に向き合い
仕事に励んでいきますので、よろしくお願いいたします!
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