見出し画像

2024.1.8 積雪荷重を考慮した設計

雪の多い会津地方では、積雪を考慮した構造設計をする事が重要になります。
多雪地域の構造計算に使用する雪の重さですが、積雪1㎝で1㎡につき30N(約3Kg)になります。
1mの積雪があると1㎡あたり3000N(約300㎏)にもなります。
一般的な屋根の面積が60㎡~80㎡ですので、屋根全体になると180,000N~240,000N(約18t~約24t)にもなる計算になります。
さらに太陽光パネルを乗せるとプラスの荷重となります。

スリートラスト工務店では、積雪荷重と太陽光パネルの重量を考慮しながら耐震等級を取得できる構造としております。

ちなみにですが、現行の建築基準法ではこの積雪荷重を考慮しなくても基準クリアになっていまします。雪が降らない地域も雪が積もる地域も同じ基準でOKというのが無理がありますし、基準をクリアしているからとそのまま建てる事の危険性を非常に感じております。

地震はいつくるかわかりません。
なので、スリートラスト工務店では積雪荷重と実際の重さを考量した構造計算をして構造に余力を持たせる設計としております。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?