東北旅行

ばあちゃんとお母さんと東北旅行

全部奢ってくれるって言うからついて行ってみた。
婆ちゃんは運転も調べ物も予約も写真も出来ないから、僕がいると助かるというのもあって、全奢られなのにすごく助かったと、盛り上がったと喜んでくれました。お金がない僕からしたら、ラッキーなお誘いです。母やお婆ちゃんと仲良くて良かったです。さすがお母さん太っ腹。なんなら、次の旅行もついてきてと誘われました。ラッキー。このメンバーで果たして楽しい旅になるのかねと、行く前は不安でしたし、正直前日は行きたくねぇーなという気持ちにもなったのですが、行ったら行ったで楽しかったですな。

初日、必ず時間通りに仙台についててねと言われた。そしてそのためには、朝の6時には起きなくては行けなかったのだが、夜の3時位まで眠たくならず、こうなったら6時まで起きておくことに。全く寝ずに旅行に臨んだ。朝ごはんをコンビニで買ったのだが、とある疑問にぶつかった。サンドイッチって値段高くないだろうかというもの。パンは一個150円位だけどそれは許せる。しかし、実質おんなじ位の量のくせに、サンドイッチは一個300円もする。あれがこんな値段するはずがないと思うのは僕だけだろうか。まぁいいや。その後、車内でアメトーークの井森美幸大好き芸人を観る。井森美幸ってなんか面白いんだよな。けどあの天真爛漫さのくせに、テレビタレントとして気をつけてることとか、テクニック的な事があるというのは、少しガッカリしたけれども。眠いくせに、全部見終わったあと、ぐっすり寝る。ただ、なぜかどうしても右隣の人に寄り掛かってしまっておそらく迷惑を掛けてしまう。おそらく、骨盤が歪んでいるせいなのだろう。医者に言われたため、治すよう努力しなければならないなぁ。今も、右隣の人は寝ていたのに、リュックに入れてある水筒を倒してしまい起こしてしまった。きっと不機嫌に違いない。申し訳ない。東京に着き、東北新幹線に乗り換える。赤と緑のボディがやっぱり何度見てもかっこいい。新幹線の中でダントツでデザインがかっこいいと思う。赤と緑だから、赤いきつねと緑のたぬきとコラボしねぇのかな。したのかな。そんなことはさておき東北新幹線に乗る。しかし全席指定席らしく、自由席で切符を買った俺は乗れない。しかし相談したら、指定席分払えば乗れるそうなので、時間厳守ということで乗った。十分待てば自由席の切符でも乗れたのだが、母親に迷惑をかけたくないので乗り込んだ。そして、800円ほど払って指定席券をゲットした。けども、中には空いてる席もあったので、わざわざ言わなくても良かった気がした。駅に止まるときに席を立てば問題なさそうだったので、少し悔しいや。ただ、この新幹線には、喫煙所がなかった。喫煙所のマークだと思ってその場所についたら、赤ちゃんのおむつを替えるシートがあることを示すマークだった。なんてことだ。変な見間違いだなこの野郎。その新幹線でも爆睡し、寝過ごすことは無く無事仙台に到着する。そこで合流し、仙台駅にある牛タン屋さんに行く。結構並んでた。その列で話してたら、お母さん達も同じ車両に乗ってたことが判明した。まぁいいんだけれども。牛タンがまぁ美味しかった。分厚いちょっと高めのものを頼んだが、やはり高いだけあってとても美味しかった。あ~ここからはかなり生意気な内容が続くな。なぜなら、贅を堪能しているから。一銭も払わず。本当に感謝しかない!!すごい日だったや。
さぁ話は牛タン屋さんの続きから。ここで食事している最中に、ばぁちゃんから就職の話に、、。まぁやっぱりおばあちゃんからしたら、就活の時期真っ只中の孫への心配事はそれなんだろうけれども、せっかくの旅でこんなつらい話はしたくなかったので、色々返事をしたあと、就活の話はやめてとバッサリ切りました。やはりつらい話なので。そういえば、友達との旅行の時も就活の話を自分から切り出してしまって、そこから思い詰めてしまってとてつもなく後悔したという思い出があるし、なんか嫌なんだよなぁ。そのおかげで結果楽しい旅の時間を過ごせました。お母さんは、その就活の話をしだしたときに、もうやめて〜みたいな顔をしてくれていたのも、すごくこっちの気持ちを分かってくれてる気がして嬉しかったな。そこからは色々話しましたが、やはりバァちゃんの食欲が留まることを知らないというのは、びっくりしましたな。もう70近くなのに、全然食欲が減らないなんて、どんだけバイタリティがあるんだよと思いました。あと、ばあちゃんはふとした時に暗くなったりすることはないという事を言っていて、俺には無いメンタルの強さを持ってるんだなぁと感心しました。そんなこんなで、仙台駅の発展した街並みにウキウキしながらレンタカー屋さんへ。ちなみに楽天イーグルスの試合に向かうバスがすごい並んでてびっくりしました。そんで車にのりこみいざ出発。久しぶりの運転で緊張しましたが、上手いと褒めてもらえて上機嫌だったぜ。ただ今回2度ほど危ない場面があって怖かった。一度目は、路駐してる車が多い車線を走ってた時のこと。そろそろ右に出ようとしてたのですが、後ろからバスが来てたので完全に右には出切れずにいると、そのバスは右の車線に移るわけではなく、元々いた車線からちょこっとだけ右にはみ出ただけだったので、右に出ようとしている私の車と本当にスレスレの状態で走ってた瞬間がありました。譲ってくれればいいのにほんとに酷いバスのせいで危うくぶつかるところでしたわクソ。そしてもう一つは、高速道路に入るために加速車線を走ってたときのこと。普通、合流してくる車がいるときは譲るというのがルールなのですが、加速レーンの右を走る大型のトラックは全く譲ってくれず、結果こっちが減速して高速道路に入る羽目になってしまいました。その大型トラックは全然右車線に移行できる状況だったのにも関わらずですよ。ほんとに何なんですかねぇ。腹が立ちますわ。そういえば乗ってた車のカーナビが馬鹿でしてねぇ、絶対平地を走って目的地に到着できたはずなのに、わざわざ走りづらい山道を走らされましたわ。登って下って、結局平地かい!みたいなね。まぁしゃーないですけどね。そういえば私初めてエンジンブレーキを使いましたわ。山道が多かったからちと怖かったの〜。さぁ車の話はこれくらいにして、仙台駅で牛タンを食べたあとは、伊達政宗像を見に行きましたわ。そこはね、仙台の街なかを一望できる高台にそびえ立ってましてね、まぁ福井とは大違いだみたいなベタなことを喋りながらね。そして伊達政宗像を眺めたのですが、顔をよーく見ると結構老けてたんですよね。僕のイメージの中では、伊達政宗はかなりイケメンの武将って感じなんですよね。まず名前がかっこいいし、独眼竜といって、片目だけ塞いでるスタイルだし、兜の上にはナイキのマークのような、三日月のようなものが乗ってるんですよ。そのファッションしてたら、やっぱ若いイケメンをイメージするじゃないですか。そしたら、結構おじさんの顔つき笑。まぁアニメとかキャラクターなどのイメージも影響してるとは思うのですが、それがすごい意外だったなという想いでしたな。その像の近くには城があったみたいなのですが、多分焼失したのでしょう。代わりにVRで城を再現してるというものをやってはいましたが、それはいいやと思って見ませんでした。それで良かったと思いますな。そしてその像の近くに大きな鷲の像がありました。だから楽天は楽天イーグルスなんだなと思いました。その鷲も伊達政宗関連のアイテムだとすると、伊達政宗はどんだけかっこいい装飾品を身に纏ってるんだよと、現世に生まれたら絶対にランボルギーニ乗って、腕にクロムハーツつけて、警察犬みたいなスタイリッシュな犬を飼ってただろうなと勝手に想像してますな。それを見終わったら、そのへんに売ってたずんだシェイクとずんだ団子を食べましたな。これがまぁ美味しかった。ずんだっていうのは枝豆の事らしいのですが、食べると甘くて美味しい。意外とホワイトチョコレートみたいな味がしましたな。その後、松島という観光名所に行きました。松島は、たくさんの小さな島がポツポツある場所でして、その島の周りを遊覧船でぐるっと回るというのをしました。ネットで予約したら600円も安くなったそうなので良かったですな。船には、600円プラスで払えばグリーン席というちょっと眺めのいい席に座れるというのがあったのですが、写真を見るとしょぼそうだったのでやめときました。レギュラー価格の席でも十分楽しめましたしね。海風にも当たれますし。結構変わった形の島がポツポツとあって、4つくらいきれいな穴が空いてるものだったり、削られてできた島が潜水艦みたいな形になってるものまで色々ありました。しかし、メインスポットを抜けると、そこからは爆睡。前日寝てなかったツケがここで回って来ましたな。そういえば、その松島まで向かっている道中で、お母さんにちょっとイヤーな話をしちゃって後悔しましたな。というのは、地元の私と仲の良いお母さんが、俺のお母さんのフェイスブックを見て、あーこの人は東京が好きな人なんだなと言ってたらしいみたいな事を言っちゃったら、福井はそういうことをネチネチ行ってくる人が多いから嫌だみたいなことを言ってて、しくじったなぁと旅館で一人でお風呂に入ってるときに反省しましたな。ここからはお母さんと話した会話の内容の印象的な話を一部書き連ねようかしら。まずは私が住んでる集落で、同級生だった女の子のおじいちゃんの話。渡辺さんの息子は将来福井戻ってくるの?という話を俺のじいちゃんとその人が話してたらしく、まぁその進路は息子に委ねてるんですって返したら、その女の子のおじいちゃんは、福井に帰ってこさせないとだめでしょ!って強く主張したらしいですわ。その主張に、俺のじいちゃんはドン引きしたらしいぜ。俺のじいちゃん、感覚が古くなくて良かったぁ。そのおじいちゃんの長男の子は、福井で就職させられたらしいですな。その約束の元、大学の期間だけは県外に出ていいって許したらしいんだけど、その人が行ったのは金沢大学っていう、、笑 なんとも可哀そうなことだ。次の話は、俺のじいちゃんの姉の方が亡くなったというニュース。なんとも田舎じみた世間の狭いニュースが続きますな。そのおばさん、会うと必ず声をかけてくれるおばさんで、すごく接しやすいんだけど、僕の住んでる集落でおばちゃんに話しかけられるときはだいたいが誰だっけって思いながら喋ってるから世間話も早々に去っていくのが常。この人も例外ではないから、そこまで深いエピソードはないんだけどさ、その人の死に様がすごく印象に残ったわけ。その人が死ぬ日は普通に朝元気にご飯を食べて、もう一人仲のいいおばちゃんと一緒に畑作業をしてたら、ちょっと具合が悪くなったといって休憩を取ってたら、しばらくして心肺停止になって死んじゃったんだって。そんなあっさり死ぬことあるんだと思ってさ、まぁでも病院で苦しみながら死ぬよりはいい死に方なのかなって思ったかな。
まぁざっとそんな旅でした。もっと話せる思い出はありますが、今回はこの辺で

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