スペース(X)あるある④
「イジメは善意から始まる」
登場人物
優柔不断なホスト、アドバイス好きな共同ホスト、思考停止なスピーカー数名、言われぱなしのいじめられっ子
いじめられっ子「イジメれるので学校に行きたくないんですけど、どうしたらいいですか?」
ホスト「それは大変でしたね…」
共同ホスト「イジメられるのはいじめられっ子にも問題があるのよ!!」
スピーカー「そうそう(同意)」
共同ホスト「言い返さないからいけないのよ!!」
スピーカー「そうそう(同意)」
ホスト「人それぞれタイミングがあるから…」
共同ホスト「イジメられるあなたが悪いことをもっと自覚しなさいよ!!」
スピーカー「そうそう(同意)」
いじめられっ子「そうですね…」「全部自分が悪いんですね…」「何か出来るように頑張ります…」
共同ホスト「そう!そうして!!あ~良いことした!!!(ドヤ顔)」
スピーカー「そうそう(同意)」
「地獄への道のりは善意で補強される」
当然ですがイジメられっ子は引きこもって学校には行きませんでした。
現代で力があるのは「数の優位性」です。
イジメは数的劣勢が一番の要因と考察します。
イジメっ子とイジメられっ子が対決して回りに関与しない友達が5人いれば声のデカいイジメっ子の側に立ち位置が自動的に入ってしまうからです。
ここが問題です。つまりイジメは周りが助けなかった時点でイジメっ子と同じ評価になってしまうのです。
それ位、イジメられているのを助けないことはイジメられっ子からすれば納得いかない行為なのです。
そしてイジメっ子は同じことを他の人にもします。それは大抵善意から始まります。
「あなたは○○した方がいいわよ」「○○の方が絶対良い」「せっかく私がアドバイスしているのに何でやらないの?」と感情がエスカレートしていきます。
厄介なのが善意だから自身を悔い改めることが無いことです。
ギリシャ語で書かれた聖書は罪のことを「ハマルティア=的外れ」と書いてあります。
「妙薬は口に苦し、忠言(アドバイス)は行いに難し」とあります。
他人の勝手なアドバイスは全て的外れ=罪です。海に落としたダイヤモンドを探す行為です。なぜなら落とした本人しか解決出来ないからです。
なので本当にその人に立ち直ってもらいたかったら「自分の意見を言わず、黙って寄り添って、感情を受け流して、自分から立ち上がるまで待つ」しか出来ません。
それ以外に他人を救うことは出来ないと推量します。ましてや「スペース」は声だけのプラットフォームなのですから…
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