夢番地

1500m　4'50(中2)
3000m　9'46(中3)
大濠公園3.92km　13'31(中3)
大牟田緑地公園3.92km　13'21(中2)
小郡運動公園4km　13'37(中2)
本城公園4km　13'51(中2)
ハーフマラソン　1'37？
フルマラソン　3'11'01(2023)
　「ただいま400メートルの通過は…72秒。」思い返せば、こんな感じのアナウンスが陸上との出会いだったような気がする。「えっ、なんで？（1分12秒って言わないのか）」を尋ねるのを忘れてて、気づいたらそんな言い回しを当たり前のものと受け取り、日々ランニングに励んでいた。(ハゲではない)
　通う中学校には陸上部がない。中学入学して陸上部に入ろうかなーと思っていた私に突き付けられた現実であった(春先は陸上部、冬は駅伝部が特設部としてある)。あまり気が進まないものの、知った顔が多い野球部に入部。ただ野球より走るのが好きだった。
　「今日は400ｍ120秒で10周のペースランを…」てな具合で練習メニューが組まれていた。3600ｍ過ぎ。最後の1周は競争になるのがお決まりだった。だいたい80〜90秒でフィニッシュ。そんなこんな毎日を1ヶ月ほど繰り返していると「明日からAチームに入れー」と言われた。
　「大丈夫だろうか?」の気持ちが大半だったと思う。これまでは120秒ペースだったのが、96秒ペースに上がる。ちょっとランニングをかじった人ならばピンと来ると思う。1キロ5分から4分になる。
　時速12キロから15キロへ。「なんだ、大して変わらないじゃん」と思われた方。参考までにマラソン選手の時速20キロ。50mを9秒でずっと走ることになる(もちろんペースの上げ下げ等々あるけれど)。
どうでしょう?そう聞くと「えっ、ちょっと無理じゃない…」ってなりませんか?
　ペースの話はこれぐらいで。予想通りAチーム合流後は練習メニューを完遂することができない。6〜7周までしか持たず、その後はゆっくりジョギング。
　いつになったらキロ4分でペースランが出来るようになるのかと思っていたが、夏休みに入り新たなメニューが。400ｍ×7〜8本のインターバルトレーニング。このときが最も「あっ、速く走れるようになった」と感じたときじゃないかな。秋口にはキロ4分で練習できるようになってたから。ただ、きつい練習をすれば速くなると勘違いするきっかけにもなったと思う。休息は悪という考えになってオーバーワーク、故障、怪我の話はまた後で。
　1年のときは4キロ14分30秒前後がベスト。スピードメニューをもっと取り入れなくてはいけなかったと思っている。同級生、後輩が1500メートルで県大会に出場するのに付いて行ったけど…ペースが全く違う。どういうトレーニングをしていたら彼らに追いつけただろうかって今でも思う。
　新人駅伝大会で地区3位のメンバーに入ったぐらいから意識が変わったような気がする。大牟田緑地公園で3.92キロで14分15秒。大濠公園であった県大会では同じ距離で14分46秒とブレーキ。12分台もゴロゴロいてレベルの差を痛感。
　2年生になり、春先の市郡陸上大会では1500メートル4分50秒。地区大会まであと5秒ぐらいだったかな。その後は力のある同級生、後輩の付き添いで九州大会まで観に行った。ただ、地元福岡で開催だったのは残念。
　秋口にはようやく4キロ13分台が出て嬉しかったなあ。それでもメンバーの中では一番力がなかった。地区大会は13分21秒だったものの、県大会では13分51秒。累計タイムで約20秒早ければ順位も8位から3位になってたはず。他メンバーが13分前半でまとめていたので、責任を感じざるを得なかった。
　力のある先輩が卒業し、あれよあれよでチーム内の順番では中盤ぐらいになった。新人戦では3.99キロ13分46秒。春先の3000メートルでは9分46秒を記録。このときは自分の力以上が出てしまった感が半端なかった。このまま順調にいけば秋口の駅伝はうまくいったはず…
　ところが、夏に必要以上に距離を走った（硬い路面のランニングも多かった）ことが災いし、かかとに痛みが…「まあ少し我慢して練習すれば…」で騙し騙しでやった結果、大会当日に間に合わず。チームもギクシャクして、足引っ張ってしまった。
　市郡大会優勝候補に挙げられながら3位（5キロ17分53秒）。地区も辛うじて5位（3.92キロ13分29秒）に入り、県大会出場。最後の大会は大濠公園にて3.92キロ完走(13分29秒)。
　終わっても不完全燃焼で、皆受験モードの中フワフワ浮いてたような感覚だった。今年で齢33の年だが、それにずっと引きずられているような気がする。
　高校では部活に入らず、不毛な高校生活(受験、進路選択もうまくいかず)。高校1年のとき趣味でハーフマラソン完走（1時間37分？）。大学2,3年でフルマラソン3時間18分58秒だった。
　昨年久しぶりに福岡マラソンに参戦し、3時間11分1秒にて完走。次はその後から現在までの葛藤を書いてみる。

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