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🍁芸術の秋には「メリー・ウィドウ・ワルツ」でも🍁

 芸術の秋には美しく華麗なクラシック音楽を  ^⁠_⁠^

『グァルネリを奏でる』
過去スケッチより


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 今回はレハール作曲のオペレッタ『メリー・ウィドウ』を。

 まず、原曲をお聴きいただきたい。
 『メリー・ウィドウ・ワルツ』より、「ヴィリアの歌」。
 世界的ソプラノ歌手アンドレア・ロストの歌唱だが、誰にでも分かりやすいシンプルで美しい曲だ(2分)。


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 この『メリー・ウィドウ・ワルツ』は現代のワルツ王 アンドレ・リュウが率いるヨハンシュトラウス・オーケストラ(オランダが拠点)の登場曲でもあり、彼の手にかかるとこんなにもお洒落で素敵な演奏に変身する。

 もっと華麗で陽気な絵柄で楽しみたいなら、これ(観客の反応も興味深い)。
(2013年、オランダのマーストリヒト)

 もうお分かりのように、彼らは「聴かせる」だけではなく、「見せる(魅せる)」オーケストラでもある。
「クラシック音楽は楽しむもの」という信念のもと、演奏を含めたステージ上のあらゆる演出に工夫を凝らしている。

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 欧米では人気の超有名オーケストラで、日本でも過去4度公演しているのだが、この国の「文化風土」には今ひとつ馴染みにくいのだろう、「知る人ぞ知る」存在に留まっている。

 僕は以前のアカウントで何度もこのオケを取り上げたが、他のnoterさんでこのオケに着目したのは唯一おりーぶさんだけだった。

 おりーぶさんは、クラシック音楽のエンターテインメント性、あるいは子どもたちにとっての「心の栄養素」としての側面に着目して現代に再び甦る可能性を探っておられる。


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 このオーケストラの十八番おはこが、この『セカンド・ワルツ』(ショスタコーヴィチ曲)。
 この演奏風景を観ると、ヨーロッパの一般市民、老若男女の中にクラシック音楽がどれほど自然に浸透しているかよく分かる。
 いつ見てもうっとりするほど美しい。
(2020年、オランダ・マーストリヒト)

  コロナ明け以後、活発にコンサートを再開しているが、もちろん今のところ日本公演の予定はない。
 さみしい限りである。

『紅葉ラフスケッチ』
過去スケッチより