【どこの職場でも同じなんだ】
私はもうリタイアしたが、公務員であった。
休日に急遽呼び出されたり、泊まり込みでの仕事を強いられていた時もあった。
そうなると、家族との関係は悪化する。
妻に浮気を疑われたこともある。
家事や子育ても共働きだったため、身も心もボロボロになった。
それでも、なんでもないフリをして子どもたちと休日に遊ぶ時間を取った。
どれだけ残業しても家事をした。
私の一番の拠り所は娘である。
あるとき、モンスター部下が現れた時、もう耐えられるレベルではなかった。
降格をお願いしたが、それでもだめだった。
逃れられないパワハラに私は初めて娘に弱音を吐いた。
「職場にこんなモンスターがいるんだけれど、退職すべきか?それとも続けるべきか?」と。
そうしたら、しれっとこう返された。
「もうみんな成人してるんだし、お父さんの好きなようにしたらいいんじゃない?」
その一言で、私の心は動いた。
どちらにって?それは、辞めないという選択をしたのだ。
まだ安定していない子どもたちのために頑張ろうと思えたのだ。
下記の記事を読んで、そんなことを思い出したので、記事を書いてみた。
大変なのは自分だけではない。
守るべき人がいる。守ってくれる人がいる。
きっとそれが、人間という世界の摂理なのだと思う。
私が家族を大切にできたのは職場という檻に閉じ込められていたからではないかと思う。
職場にいたおかげで、私はより家族の大切さを認識できたのだった。
私は年金受給のみですので、サポートいただけますと家族も助かります。