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Ideco 継続中!第3弾

はじめに


前回はiDeCo のメリットデメリット や、iDeCoの受け取り方法 について 書きましたが、 今回は iDeCoの節税効果と法改正 について書こうと思います。 iDeCoを始めたばかりの方や、始めようか悩まれてる方にわかりやすく簡潔にまとめました。この記事を機会にiDeCoに興味を持ち、最初の一歩を踏み出す方が出て来ましたら、幸いに思います。 まず節税効果について、 iDeCoの申告を年末調整で 事前に済まされている ことを前提に 話をしていきたいと 思います。

iDeCo節税効果・・・

全体像をみると

A(給与所得後の金額)-B(所得控除の合計額)=C(課税所得)
D(掛金)×E(所得税率)=F(iDeCo節税額)
税金は、課税所得金額に対してかかるので課税所得金額が少ないほど税金を減らせる。
Bの金額が大きいほどCの金額が少なくなる。
iDeCoは、掛金が全額所得控除の対象になるので(その他生命保険や地震保険等控除も含め)控除される金額が増える(所得控除額が増える程)課税所得が減り、結果納める税金が減らせます。

具体的には


掛金拠出金額の確認

源泉徴収票の 社会保険料等の金額 の欄に 、上下二つの 金額が記載されていると思いますが 、その上の金額が  ideco で拠出した金額になります。 ( 例えば毎月1万円 拠出すると12万円 という数字が 記載されます) iDeCoを始めてみ て とりあえず年末調整で 申告はしてみたものの、 一年間の 掛け金分がきちんと記載されているかが 確認ができます。

課税所得の計算

源泉徴収票の給与所得控除後の金額 から所得控除の額の 合計額 を引けば 課税所得が 出ます。僕の場合は約131万になりました。

所得税率を確認

課税所得の金額をもとに 所得税率を確認します。 所得税は 課税所得によって 上下はありますが 、僕の場合は計算すると 195万円以下の 5% に当てはまりますので この5%というのが 所得税率になります。(所得税率早見表で確認できます)

iDeCo の節税金額

最後に  掛け金に 所得税率をかけると iDeCo でどれだけ節税できたかが わかります。

 僕の場合は、掛け金年間で12万円 という金額になりますので(毎月掛金1万円)

 12万円× 5% =6000円

 この金額が 節税金額になります。、

 ちなみに 住民税は 一律10% となるため

 12万円× 10%=12000円

 所得税と住民税を合わせて 18000円が 節税されたということになります。

この所得税は年末調整で12月or翌年1月の給与明細の過不足税額に反映されます。(ここがマイナスの金額だと実際より払いすぎたという事で還付されます)

法改正について

iDeCoの法改正について 大きく3点あります。

2022年4月 iDeCoの受取開始年齢 75歳まで延長

2022年5月 iDeCoの加入可能年齢の 拡大

2022年10月 企業型確定拠出年金と iDeCo の 同時加入要件の 緩和

特に 2022年4月と5月の 法改正が 注目を集めているので注目してみたいと思います。

2022年4月の改正

受取開始年齢 75歳まで延長 についてですが、 これは iDeCo の 受取開始時期が 現在の60歳から70歳 →60歳から75歳まで 受け取り開始 時期を選べる ようになりました。 賛否両論あるかと思いますが、 僕としては あまり おすすめはできないかなあと 思っています。 理由としては、 確かに受け取り時期を遅らせることで 非課税として 運用できる期間が長くなる という面はありますが、 その分 口座管理手数料 はかかるので 将来的に受け取る額が 減ってしまうというデメリットがあるからです。 一方で 、公的年金を繰り下げすると 一カ月受け取りを遅らせることで 0.7% 年間での受取額が 増えます。 それが一生涯続く形になりますので、 僕としては 働ける ギリギリまで 働き、公的年金の 受給開始時期は遅らせる予定ですが 、ideco に関しては 一括で受け取り、延長時期には今のところこだわっていません。

2022年5月の改正

加入可能年齢の 拡大についてですが、 これは、60歳以上でも国民年金 被保険者 であれば 、新たに加入できるというもので、 60歳以上でも 会社員や公務員として 働き続ける 65歳未満の方 、 任意加入被保険者 として国民年金に加入している65歳未満 の方を対象に新たに加入できる というものです。 5年の延長は貴重で、こちらについては 僕は大賛成で す。 僕自身は、将来ずっとフルタイムで 働こうとは 考えてなく、 ( できれば 自分の資金と相談して、早期に短時間労働 に移行したいと考えている )ただ、 体を動かすのは好きですし、 仕事をしていることで 、規則正しい生活を 保ち続けているという自分もいますので 、仕事自体は 動けるまで 続けて行こうかと考えております。 
今回のiDeCo運用期間の延長で、60歳以降も働きながら節税効果を受け、老後資金の積み増しができるので 大いに期待しています。

まとめ

iDeCoを始めてみたものの、 あまり詳しく 理解していない方や、 今まさに 始めようと 考えられてる方に 少しでも お役に立てればと思い 記事にしました。 口座開設からの 手続きが スムーズにいかず、 時間がかかる こともありますが、 一度その部分を クリアすると、 ある意味 ほったらかしにしていても 毎月自動的に 積立をしてくれるので 安心です。 確かに 、 積み立てていくたびに 手数料が発生しますが、 節税 の恩恵を受ける だけでも プラスになりますし 、もし 安全でいたいけど 少し 資産を増やしていきたいと 思ったら、自分のように 掛け金の例えば3割だけ 自分の惚れ込んでいる 銘柄に 投資して (以前の記事にも書きましたが eMAXSSlim 全世界株 オールカントリー を選んでいます) 世界経済の 成長に夢を託していく という方法も あるかと思います。 ここまで読んで頂きましてありがとうございました。


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