夜明け

足元だけを見るのはやめた
そうさ ずっと今を見よう
今旅に出ようよ


眠れないまま夜明けを迎える。
冒頭3行は、小学3年生の時に入っていた児童劇団のミュージカル曲です。
この歌が一番好きだった気がする。前向きで、曲調がさっぱりきっぱりしていて。
物語りの後半の曲で短いけれど、退団後もよく口ずさんでいた。

当時仲良しの友達が2人、空手を習っていて同じところで私も習いたいと何度も親に言ったのだけど、
願いは叶わず何故か連れて行かれたところが児童劇団のオーディションで、
空手はどうなったのという思いが強いまま、姉と一緒に入団する事になった小3春。
オーディションはロボットの歩き方で歩いて下さい。というのと、
後は簡単な受け答えのみでした。
緊張したけれど、拍子抜けした記憶がある。

児劇(児童劇団)といっても子どもの力でできる事は演技だけで、運営をサポートして下さる大人の方は沢山、特にミュージカル本番はバックダンサーなどでも大勢来て下さっていた。
自分の年齢がその年度の最年少で、入団の規約では20才未満となっていて、年度途中で成人されたお姉さんもいて、入団時に19だったからセーフなの。みたいな話しを何度かされていた記憶がある。

週1回夕方から練習があり、
練習の準備段階であぐらもしくは足を伸ばして床に座りあぐらの場合はひざ、足を伸ばす場合は体の横に手のひらを上向きに広げて置き、
呼吸をして、
整ったら目を瞑る。

そんな感じの事をやって、それからダンスや発声、歌の練習などをしていました。
今思えばあれはなんかヨガとか瞑想っぽいものだったなぁと思うのですが、小学生にはなかなか難しい練習前の所作でした。
自分のタイミングで目を瞑るとか、そんなの分からないし、周りが気になるし、何やら笑けてきてしまうのです。

まあでも、ダンスや歌で体を使えるのはその時の自分にはとても良かったようで、空手の事も忘れはしませんが飲み込んで、それはそれとして演劇はとても面白いものだと思う様になっていきました。

学校以外の自分の世界が広がる感じは良いものです。同じ町内でも違う小学校の子達と会えるので、それはとても自分にとって新鮮な事でした。
その頃家庭の雰囲気があまり良くなくて、親なりに考えて習い事を増やしてくれたんだと思います。(親の許容範囲内で)
当時ピアノ教室には通っていましたが、なかなか野生みの強い女の子だったようで、
靴下は絶対履かないし、恐らく体力が有り余っていたんでしょう、雨の日に家でドアノブとかソファの背もたれをすごい勢いで伝って行く遊びをして親を呆れさせていました。
ドアノブに、片足で乗り、乗ったままドアを開けたり閉めたり、ソファも背もたれを走っていく。
これあれですね、こんな女の子私が親なら嫌だ。親目線になると、書いててちょっと卒倒しそうに。
いつもは絶対怒られるから親のいない時にやっていた遊びだけど、
雨の日に調子に乗って親の前でしても奇跡的に怒られなくて、よっぽど何かで親は疲れていたんでしょう。
大事な事だから2回言いますが、こんな女の子は嫌だ。私。ははは。

大分横道にそれました。
児劇の歌について書きたかったんでした。

今、自劇の名称などで調べてもネット検索で引っかかってこないので、
このまま忘れ去られてしまいそうなうろ覚えの歌詞などを、
備忘録としてつらつらnoteに書きたいなと思ったのでした。
これ、営利目的でなければ問題ない?かな?何かそちら方面明るい方いらっしゃいましたらX(Twitter)で教えて下さい。
noteコメント受付は有料ですか、そうですか。
長くなったので次へ続きます。
しっかりすっかり夜が明けました。


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