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代打講師その3

今日は先々週に間違ってやりそうになった、クロッキーの講座であった。
そのあたりのドタバタについては、こちら↓

2回目ともなれば準備万端、さあどこからでもかかってこい、という気分で、わたしは某市、某文化施設に降り立ったわけである。

まずは受付で本日の受講者数を確認する。
前回の水彩画のワークショップは二講座とも満員で、きっかり20名ずつの大所帯であった。

すると、受付のお姉さん、ちょっと神妙な顔なのである。
何だまたなにかアクシデントが起こったのか?

「えーとですね。本日の親子講座の方ですが、二組申し込みがあったのですが、欠席連絡がありまして・・」
「ということは?」
「ひと組ということになります」
「ひと組?」
「はい2名様です」

クロッキーというのは、真ん中でモデルがポーズして、それをぐるりと取り囲んだ参加者がスケッチする、というのがお決まりのパターンだ。
プロを雇うとお金がかかるので、だいたい参加者が順繰りでモデルもやるのも、まぁお約束である。

しかし2名では、いくら何でも間が持たないではないか。
それに、モデル役がまわらない、いやまわりすぎて一回おきになってしまう。

だいたい、なんでひと組なのだ?

「ちなみに後半の一般講座の方は?」
「そちらは13名いらっしゃいます」
「なるほど、わかりました。善処いたします」

そういうことは、先に連絡してくれよと思ったが、今はボヤいても仕方ない。
とにかくこの親子講座を乗り越えねばならない。
さーてどうするか?

結局、いらっしゃった親子と個人面談をして、「クロッキーは難しくなりました、他にやれることいろいろありますが、何をしましょうか?」と相談することとなった。

ちなみに本来の講師である、アトリエの作家さんにも連絡をしてみると、「あー、クロッキーねぇ、親子だと受けが悪いかもですねぇ」

だから、そういうことは初めに教えておいて欲しい。

                          

なんだかんだで、親子で顔を描き合うこととなった。

お母さんの顔を描く8歳
せっかくなのでわたしも混ぜてもらって、デッサン力を発揮する


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