見出し画像

アルファベットQNKS✖️けテぶれ

3年生になると2学期にアルファベットを学習する。その時、1学期に磨いた
漢字を理解するための過程、漢字QNKS
https://note.com/witty_cougar2775/n/n526568341776
書写のお手本に似た字を書くための過程、書写QNKS
https://note.com/witty_cougar2775/n/n2cbadede4f12
の力をアルファベットの字を理解する過程でも生かしたいと考えた。

Q アルファベットを正しく書こう

初めてアルファベットをA〜Zまで大文字と小文字同時に並べて見る子どもたちは、
知ってる!
簡単だよ!

という自信満々の子の声と
こんなに覚えるの!?
難しいものもある!

などの不安の子の声が同時に教室にこだました。
この不安な子の声を聞いた友達は、
大丈夫、大文字を覚えたら小文字は似てるものたくさんあるから
と励ます姿が見られたら。
そこで、どうしたら正確に書けるのかなと問うと
QNKSとけテぶれでしょ!
と言う声が上がった(ねらっていた)ためアルファベットQNKS✖️けテぶれがスタートした。

N 抜き出しの視点

漢字ドリルと習字のお手本とアルファベットドリルを比較させると、こんなやりとりが始まった。
漢字は4つの部屋、習字は16個の部屋で文字ができているけど、アルファベットは部屋というより階だね
ほとんど下から2番目の階から始まってるから1階みたい

このやりとりから、本学級では、アルファベットは部屋という視点ではなく階という視点で見ることにした。

アルファベットの家 階の視点


また、小文字と大文字を比較するという汎用的な力をいかしてアルファベットを見ている子どもも多かった。中でも、
大文字は2階まで使うが、小文字は1階までしか使わないものがある
小文字は大文字を小さくしたものがある
など気付いていた。そのため以下のような視点をもとにアルファベットの特徴を抜き出していった。

アルファベットNの視点
何階から何階へ行っているか
大文字と小文字の形の同じところ違うところ
大文字と小文字の使う部屋のちがい
長さの関係(漢字QNKSと同様)
出るところ出ないところ(漢字QNKSと同様)

masamasa
子どものNでの記述1
子どものNでの記述2
子どものNでの記述3


K Nを生かしてなぞる

ここでは漢字QNKSのようにアルファベットの情報を収集したNを生かしてなぞっていった。ここでら、ペアで確認しながらなぞっている子が多かった。この時、
こんな書き順なのと
驚く声も上がっていた。ペアで確認すると細かな見落としもなくなってよいのではないかと感じた。これを機に、漢字QNKSでもペアでの活動にしていきたい。

S 表現する

Sでは、子どもたちがNで培ったアルファベットの形への理解とKで覚えた書き順を生かしてドリルに書き込んでいった。
私は、子どもたちがドリルに書くだけでなく、覚えたいという意識よ出ると予想したために線入りのプリントを用意していた。
子どもたちは予想通りけテぶれをやると言ったので、そのプリントを渡してあげた。すると、そのプリントは飛ぶように売れ、
テストもやりたいとの声も上がった!
この日の宿題で自らアルファベットけテぶれをする子どもも多く、新たなことを知るって本当はこんなに楽しいんだと改めて認識した。

まとめ

漢字にしても書写にしてもアルファベットにしても子どもに委ねる学習は主体性を生むことにつながり効果的だと感じた。
しかし、委ねるには、拠り所となる視点が必ずいることが分かった。
逆に視点があれば、どれだけでも子どもたちは抜き出せる。私は、子どもたちの抜き出しを見て、大人よりも子どもの方が見方は柔軟であり、
確かに!
と驚かされたNがいくつもあった!
文字の習得はNの視点を明確にしてQNKS✖️けテぶれ!これでいけると確信した。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?