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いよいよカフェオープン!→お客様が全然こなくて廃業寸前に

潰れそうだった、ひとりカフェ開業時から、
1店舗で年収1,000万を稼ぐようになるまでの、
11年の軌跡を綴っています。


今から11年前の開業時のお話。

オープン直後は大賑わい


1日プレオープンを経て、
不安と期待で胸がいっぱい!の本オープンです。

(ちなみに…開業直前は、ワクワクと言うより、
緊張で食事が喉を通らなくて、かなり痩せました)

店の前を通る人に告知するため、
オープン日を大きく貼り出していました。

SNSでも告知し、
家族に協力してもらって、近所にチラシをポスティングしました。

ひとりカフェの予定でしたが、
開店時は混雑すると思ったので、
しばらくは友人たちに手伝ってもらいました。

以前に知った、他カフェのオープニングのやり方を真似して、
開店後3日間は、ドリンク半額を謳い、
さらに、1ヶ月以内なら使える割引券を配りました。

結果、たくさんのお客様が来店し、
店内は満席、大賑わい!

友人知人も駆けつけてくれました。
開店祝いのお花も、たくさん頂きました。

開店直後は、オープンを気にしてくれてたお客様が多くいらっしゃるので、
オープニングサービス(ドリンク半額)は、
しなくて良かったな、と反省しました。

オペレーションに不慣れなところに、
お客様がどっと押し寄せてしまい、
さらにお待たせしまう事態になってしまったからです。

ひとりカフェの場合、ひっそりと開店するのがいいかもしれませんね。

ただし、そんな勢いは、1ヶ月も続きません。

1日の来客数が激減


開店直後は賑やかだった店内は、
だんだん、お客様がポツリポツリとなり、
時間帯によっては、シーンと静まりかえるように。

家賃を払わないとだし、借金返済もあるので、
休んでなんかいられない!と、
週6日、11時から19時まで、営業しました。

週1休みで身体がもつかな?
と心配でしたが、
背に腹は変えられません。
とにかく売上を上げなくては。

そして開店して5ヶ月経ち、
梅雨時になり、お客様は激減。
さらに梅雨が明けたら猛暑。

1日の来客数が、1人、2人という日もザラ。

8月は、週6日、半月営業しても、
売上が家賃(15万)にも満たず、愕然としました。

運転資金を半年分くらい用意していましたが、
想定をはるかに超える大赤字を、連発したのです。

間もなく通帳の残高が底をつく

クレジットカードの支払いが、残高不足で出来なかった、と通知が届いたのもショック。

会社員の頃は、毎月給料が振り込まれるので、
勝手に預金が増えていて、
お金に困ったことなど無かったのだから。

リボ払いを100万円近くしていて、
毎月利息が1万円近く。
ただでさえお金が無いのに、なんてバカらしい出費。
でも、お金が無いから、一括返済が出来ない。

(↑事情を知った母が、お金を貸してくれて、
リボ払い分は、一括返済できました。
もちろん、全額返済しました)

結婚していましたが、当時、会社員だった夫は、激務で毎晩帰りが遅く、夕飯は別々。

毎晩、100円マックのハンバーガーや、カップラーメン、スーパーの半額の弁当などを、ひとりで食べる毎日。

「お金がない」「稼げない」

応援してくれた友人知人には、とても言えない。

「なんのために、店を始めたんだろう」

絶望感に苛まれ、ただ、惨めでした。

次回は、絶望から巻き返しのお話。

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