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カフェ開業前に、プレオープンをした方が良い?

カフェ開業後、閑古鳥で潰れそうだったお店が、
年収1,000万稼げるようになるまでの、
11年の軌跡を綴っています。

今回は、私が11年前、カフェ開業1週間前に、プレオープンした時のお話。

プレオープンとは、本格的な営業を開始する前の、お試しオープンのこと。

いきなりオープンして、大丈夫?


お店のオープン日は、おおよそ決まっていました。
工事が遅れて、引き渡しが予定より延びたのですが、オープン日は告知していたのもあり、
なるべく延期はしたくない。

そうすると、引き渡しを受けてから、
オープンまでの準備期間が、
当初の想定より短くなります。

お店のオーブンで試作したり、
スプーンやフォークを、銀磨きで磨いたり、
レジに商品名登録をしたり、
近所にポスティングするチラシを作ったり、
友人知人に開店のお知らせハガキを送ったり、
ショップカードを作ったり等、
開店準備でやることは山の如しです。

そもそも、飲食店で働いた経験はないし、
(学生の時のバイト程度)
周りに飲食店をやっている友人知人もいない。

そんなド素人が、いきなりオープンして大丈夫?
準備は、ほんとうに、ちゃんと出来てる???

不安になり、オープンの前の週、急遽、1日プレオープンをすることに。

急に決めたのもありますが、広く告知はせず、
知り合いのみにお知らせし、平日に、ひっそりと数時間だけ、
プレオープンしました。

プレオープン当日の様子

プレオープンは、製菓学校時代の同期数人が手伝いに来てくれ、
家族や、友人が、お客として来てくれました。

来店したら、お席へ案内し、オーダーを取り、紅茶を淹れ、お菓子を提供。
レジで会計をし、お見送りをし、食器をさげて、テーブルを拭く。

頭の中で考えていても、
実際にやってみないと、わからない事って、意外とあるものです。

提供するまで、もたついてしまい、
お待たせしてしまっても、家族や友人なら、
温かく見守り、応援してくれます。
(通常のお客様が相手なら、そうはいきません)

また、会計時に、
「気になったことがあったら教えて」
と意見を求めました。

「荷物入れ用のカゴがあったら良い」
「ハンドソープのポンプが固くて押しづらい」
「もっと紅茶の説明を聞きたかった」
など、店側からは気づきにくい、お客様目線の貴重な意見が続々と。
これも家族や友人ならではの、忌憚なき意見です。

プレオープンをやってみて

プレオープンで実際に営業してみて、
ひとつひとつの動作を確認し、足りない部分や、買い忘れてたものをピックアップ。
翌週の本オープンへ最終調整をします。

1日のみのプレオープンをし、本オープンまで1週間の調整期間があったのは大きいです。

たった1日、数時間のプレオープンでしたが、
神経を尖らせ、張り詰めていたのでしょう、
翌日、どっと疲れが出て、ぐったり。

もしいきなり本オープンしていたら、
翌日も、翌々日も、この緊張と疲労のピークの状態で営業しなければならなかったわけで、
無理だったかも…
とゾッとしました。

結論、プレオープンは、やって大正解でした。
そしていよいよ、本オープンへ。



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