音速の鷲乗りα 08

〜飛行教導隊　隊舎〜

風間「揃ったな、では始めよう。」

園田「では、定例会議を行います。まず、ｾｲﾊﾞｰからお願いします。」

刀堂「はい、まずは今年の戦技会についてです。　今年の戦技会会場は千歳基地です。
千歳が選ばれた理由については後ほど説明します。　まず、競技内容です…。」


競技内容は　仮装敵国の軍艦が出現、それを撃沈すべくAチームである三沢のF-2支援戦闘機が発進。それをBチーム（部隊側）が援護、上空哨戒を行う。教導隊側はそれを妨害する仮装敵国戦闘機としてこれの迎撃に当たる。

堀田「う〜む…」

園田「どうしました？ｱｼｭﾗ」

堀田「毎回我々は敵役ですけど、今回は一段と悪い役になってますな…」

銭形「まぁこんなもんっしょ…我々はｺﾌﾞﾗを背負ってるんですから。」

園田「そうですね。我々ｺﾌﾞﾗに負けは許されません。」

？？？「いよいよ、戦技会だ…今年の潰しがいのありそうな部隊はどこですか？部隊で天狗になってる奴らにｱｸﾞﾚｽの恐ろしさを教えてやらねぇとなぁ…」

園田「ﾎｰｸ、意気込みはいいですが真っ先に撃墜されないでくださいよ。」

ﾎｰｸと呼ばれたのは、
　鷹取 基3等空佐　TACネーム（ﾎｰｸ）
血の気の多いパイロット theアグレッサーだ。
正直、変わり者中の変わり者だ。

鷹取「へへっ任せてくださいよ、ｴﾃﾞﾝ…俺は加減は知ってても油断は知らないタチなんでね。
それに、今回はｾﾞｳｽも居る…負けるわけにはいかねぇっすよ。」

1人の男に注目が集まる、目の下に線状の痣が走るこの男。

式神 尚人 1等空尉　TACネーム（ｾﾞｳｽ）
同じ1等空尉でも、纏っているオーラが違う…こいつはアグレッサーの中でもｴﾃﾞﾝに次いで最強のパイロットに違いない…
304飛行隊時代に渡米しTOPGUNで大暴れした経歴を持つ。
米軍内でのあだ名は「ｸﾞﾘﾑﾘｰﾊﾟｰ」
つまり死神だ…

式神「俺は、やるべき事をやるだけです…」

口数も少なく正直薄気味悪い。
こいつと、一度ドグファイトしたが何が何だか分からなくなる…本当に死神みたいな奴だ…

刀堂「次に、千歳が選ばれた理由ですが、三沢のF2がらみと日本海にて訓練が行えると言う理由から選ばれました。」

鷹取「ちょっと待て、それなら距離的に築城でも良かったんじゃねぇのか？お偉いさんは何を考えてんだ…？」

園田「その辺りのことは我々が口出ししても埒があかないでしょう…次にメンバーの発表です。　今回、各部隊には精鋭を6名選出してもらいます。ここで我々も6名出すのですが、2チームに分けようと思います。まずは…」

概要はこうだ　

F15に攻撃をかける  チームα
F2支援戦闘機に攻撃する　チームβ

チームα

風間 真　　1等空佐　TACネーム（ｼﾝ）

刀堂 圭太　3等空佐　TACネーム（ｾｲﾊﾞｰ）

堀田 洋一　1等空尉　TACネーム（ｱｼｭﾗ）

式神 尚人　1等空尉　TACネーム（ｾﾞｳｽ）


チームβ

園田 太一 2等空佐   TACネーム（ｴﾃﾞﾝ）

鷹取 基　3等空佐　TACネーム（ﾎｰｸ）

銭形 龍司 1等空尉    TACネーム（ｼﾞｪｲｸ）


こっちは準備ができてきてるぜ…ﾘﾄﾙ
俺たちに勝てるか？


　　　　　　
　　　　　　続く…