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自分の子どもがリストカットをしていたら?

前回はリストカットのsns情報流出についてお伝えしました


今回は、リストカットをしているお母さん、お父さん向けにお伝えします

リストカットとは、カミソリなどで手首を傷つける自傷行為になります。
手首だけではなく、見えないところを切る場合があり
お腹、太ももなども多く見られています。
首にしている人もいます。

もし自分の子どもがリストカットをしているのを見つけたらどうしたらいいか?

「やめなさい!」
というのはNGです。
見つけたときはビックリしますが、怒らないであげてください。

子どもは生きるためにリストカットをしています。
そのため、「やめろ」と言われることは更に子どもを苦しめます。

そして、「自分の気持ちを理解してもらえない」
と思ってしまいます。

まずは、お父さんお母さんが落ち着く

ビックリされて、自分の目を疑うこともあるかとは思いますが、
まずは違う部屋に行って、深呼吸をして、気持ちを落ち着かせましょう。

頭が混乱するとは思いますが、まずはお子さんの全てを受け入れてあげてください。

お子さんは手首を切ってでも生きようとしている強い子です。

そして、自分が落ち着いてから、
何があったのかをお子さんにゆっくり聞いてください。
子どもの感情が噴き出る場合もありますが
そのまま全てを受け入れ、
否定しないで全て肯定して聞いてあげてください。
話してくれたこと、生きていてくれたことに
感謝の言葉を伝えてください。

そして、子どもが「専門医を受診したい」といったら
専門医(精神科)に受診させてあげましょう。
ここでよくあるのが、親が精神科に行かせないケースです。
早期に行けば、適切な診断を受けて治療に入れて
回復が早いです。
しかし、症状が重くなってからの受診になると
回復までにも時間がかかってしまいます。
その間、子どもが苦しむ事になります。

自殺願望がある場合

子どもに「自殺したいと思ってる?」と聞いてみてください。
「したい」といえば、即座に病院を受診しましょう
(同じ状況の場合、フランスでは救急車で病院に行くことになっています)

リストカットは自殺目的で行っていませんが
うつ病との関連があるため、自殺をする子どもがいるのが現状です。
早急な対応が必要です。

一番しんどいのは子どもです

親は「何でリストカットするの?」「せっかく綺麗な体で産んだのに!」
と思うことはあるでしょう。
しかし、子どもにとって、それしかなかったのです。
そして、それほどにしんどい状態だったのでしょう。

お父さんお母さんもとても心を痛められると思いますが、
先ずは子どもの気持ちを受け入れて病院へ連れて行ってあげて欲しいと思います。

親もトラウマを抱えます

リストカットの状態を見て
親も多かれ少なかれのトラウマを抱えます。
そのため、お父さんお母さんも早期にカウンセリングを受けられることをお勧めします。自治体によっては無料のカウンセリングがありますので、担当医師に教えてもらいましょう。

また、リストカットが家庭内の関係が原因の場合があり、
その場合は家族関係を見直す必要があります。
これをきっかけに、家族皆でどうしたらいいかを考えられると更に家族関係が良い方向へ向かいます

リストカットを見つけたら、そこからスタート!

リストカットを見つけたら、様々な衝撃が家族の皆に走りますが、
ここからがスタートです!

お子さんはリストカットを通して多くを学びますので
長い人生で見て、必ず成長の糧になると信じてあげてください

お子さんに愛着障害がある場合、はまた次回に書きたいと思います。

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