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デジタルの中に、アナログコミュニケーションを挟み込む

47歳で転職した会社は、いわゆるIT系企業です。それまでの卸売業とは真逆の企業。コロナ渦もあり、社内コミュニケーションの取り方は全く違いました。

前職での強い思い出として、対面で別部署の50代の課長代理くらいの人(Aさん)から業務を教えてもらう事がありました。当時私は30歳になりたて。一通り教えていただき「ありがとうございました」と挨拶して自分の席に戻って仕事を再開しました。しばらくして上司である支店長から「さっきのAさんから、”お前は本当に人に教えてもらってありがとうの気持ちがあるのか?”と言われたよ。最後の挨拶がすごいあっさりしていたって」
支店長も同席していたので、「支店長はどう思ったんですか?」と聞いたところ、あやふやな返事。結局は長く会社に在籍している事で、誰も何も対抗できない方でした。けれどAさんは、私に直接言ってくることもしない方でもありました。

そんな人の評価は必要ないと思ったものの、それでは事が進まないので、穏便に対応しました。なんだかなぁと思いつつも、これはこれで大事なことを学んだと思いました。今でも、この出来事は結構残ってます。

今の会社では一つ挟んで隣の席の方でもTeamsで打ち合わせを行うことが当たり前の職場です。対面で話する事の方が少なく、これは相手の時間を奪ってしまうからと言う事もありますが、メールやchatなどで互いに効率を求めていく雰囲気の為です。そんな時こそ、アナログなコミュニケーションをどう挟むかというのが、仕事を円滑に進めるコツみたいなものと感じます。根回しや飲み会ではなく、ほんのちょっとすれ違った時に一言だけでも会話するとかでも、円滑に進める事が出来ます。ほんの少しのところ。10数秒のコミュニケーションの積み重ねで、将来へ向けた仕事を円滑に進んでいくと。ここが薄い人がいますと、勿体無いな。仕事を進める事には長けているかもしれないけれど、仕事を巻き込んで腹落ちさせながらとなると…。

何かのご参考になれば幸いです。

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