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札幌木鶏クラブ令和6年3月例会

 金曜は、月~木曜に含まれないテーマです。今回は、令和6年3月21日(木)に開かれた札幌木鶏クラブ例会での学びについて書きます。
 まず、増地克之先生と眞鍋政義先生の記事「勝利を掴む指導者の条件」に関連したA先生の言葉。A先生が顧問をしている中学校の野球部について、「ここぞと言う時に強いチームは、グラウンドレベルで選手が主体的に考えて行動するチーム。中学生でも選手は互いの事を見ており、時に相当厳しい判断もする。普段の様子から考えて、この場面で君は打てない…など。私が顧問のチームでは、練習方法からメンバー構成まで、何から何まで選手が考える。この様なチームは土壇場で強さを発揮する」と語りました。
 私も、担任している子供たちには、主体的に考えて行動する様になってほしい…と思って指導しています。そのためには、やはり、主体的に考えて行動する場面を意識的に作っていかなくてはダメだ…と、改めて強く感じさせられました。
 次に、福永道子先生の記事「森信三先生の教えを貫いて」に関連したK先生の言葉。割と長い語りでしたが、概略、「いつも担当している先生が休んだので、別な先生と私で保育園の英語教室の指導に行った。保育園なので子供の1人が『母さんがいなくて寂しい』って泣いたら、一緒に行った先生も『僕の母さんはイギリスにいる。だから、寂しい』と言って本当に泣いた。その先生がその後、『寂しい時はハグしてもらおう』と言うと、子供たちがハグし合って泣き止んだ。ここで思ったのが、泣いているという事実に、どう大人が対応するかで子供たちが変わると言う事。いじめも無くせるのは大人だけであり、私たち大人が、どう動いていくべきかを考えていきたい」と言う内容でした。
 確かに、どの様に大人が関わるかによって、子供たちの動きは変わっていきます。私も、子供たちの心に響く関わり方を心掛けたいと思いました…が、この先生の関わり方は凄い。こう言う、本音での行動は外国の方ならでは…だと思いました。
 そして、「致知随想」に載っていた大竹貴文先生の記事「国産畳を守ることで日本の文化と経済を守りたい」です。N先生が、「この畳と同じ状況になっているのが食品。また、漢方薬も同じ。どんどん生薬の農家が潰れてきて、漢方薬の未来が私は心配だ。安けりゃイイ…と言う考え方が問題だと思う。物として消費するのか、命としていただくのか、考えるべき時が来ていると思う」と語っていました。
 物価高で苦しい事もあってか、安けりゃイイ…は広がっている様に感じます。適正な価格で良い物を…せめて自分は意識しようと思いました。
 最後に、ここまでの意見と少し違う観点の意見を紹介します。桐村里紗先生の記事「意見判断 第141回 プラネタリーヘルスで健康な世界を実現する」に関連しM先生から。「今の日本にはカタカナ言葉が多すぎる。ベースボールを野球と言う言葉にしたから、野球と言う言葉が広がった。このプラネタリーヘルスという言葉も、漢字を使った日本語にしていくべき。そうしないと、せっかくの素晴らしい考え方が、世の中に広まっていかないと思う」と、熱く語られました。
 このM先生の考え方は大賛成。「ダイバーシティ」じゃなくて「多様性」でいいじゃん。「アクティブラーニング」だってパッと意味が分からないよ。あ、ついつい普通の話し言葉に…。そもそもカタカナ語だと文章が長くなりますし、漢字にしてくれれば意味が分かりやすくなります。我々が勝手に使っていけば、もしかするとカタカナ語をへらせるのですかねぇ。

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