「水戸黄門」っぽい『くまクマ熊ベアー』

 木曜はライトノベル愛を語ります。今回も、大好きな『くまクマ熊ベアー』について語ります。
 『くまクマ熊ベアー』は、主人公のユナが善人を助け、悪人や魔物を退治する話…と先週の木曜(R5.12.14)書きました。見事なまでの勧善懲悪物語であり、以前(R5.12.7)に書いた通り、テレビ時代劇みたいな展開です。
 中でも特に、そっくりなテレビ時代劇だと私が思っているのが「水戸黄門」です。
 『くまクマ熊ベアー』の基本的な流れは、

1.主人公ユナが、ある場所に行く。
2.善人が問題を抱えている(主に悪人や魔物に苦しめられている)のに出会う。
3.チート装備をフル活用して問題を解決する。

…という流れです。一方、「水戸黄門」の流れは、

1.黄門様御一行が、ある場所に行く。
2.善人が問題を抱えている(主に悪代官や悪徳商人に苦しめられている)のに出会う。
3.印籠(幕府の御威光)をフル活用して問題を解決する。

…という流れです。ほとんど一緒と言って良いでしょう。
 これが何を意味するか…『くまクマ熊ベアー』は、「水戸黄門」と同様、安心して読んでいられる作品だと言える…ではないでしょうか。疲れている時、難しい事を考えたくない時、気軽に楽しめる作品だよ…と、私はオススメしたいです。

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