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休職&退職の時にした手続きのまとめ

こんにちは、湯といいます。
社畜でしたが今は転職活動中です。
今回は、以前の記事で記載した休職中&退職後に行った手続き、休職中や現在の私の過ごし方について書こうと思います。


1.休職中

はじめにしたこと(病院選び)

まず始めに、病院選びから開始しました。
休職するにあたり、診断書が必要になるかと思うのですが、
そもそも私がなぜメンクリへ足を運ぼうと思ったのかは
自分の火葬代を考えたから」です。

今まで一度も考えたことはなかったのですが、口座残高を考えてまあ…このくらいなら自分焼けるなあと思いつつ、いや、この思考回路ヤバイかも…と思い、周りの勧めもありメンクリに足を運んだのがきっかけです。

詳しくは書けないのですが、会社の規程にて休職中に頻繁に病院に通わないといけなかったため、当時住んでいる場所には該当の病院がなく、電車1本で行ける駅近の病院を選びました。
現在は、転院しているのですが今思えばここもちょっとミスしたな…と思います。

ちなみに初診では診断書を出せない病院もあるので、注意

休職中に通っていた病院では、少し担当医と相性が悪くあまり自分には合っていない感じがしていました。話をしても、明確にアドバイス等がなかったりよくわからない相槌があったりなど…。
メンタル系の病気は長く通院することになると思うので、途中で違和感を感じたら転院することも1つの手だと思います。
(私は休職中は気力がなかったので、退職後に転院しました)

休職中の金銭問題(傷病手当金)

休職中は、給与関係が一切入ってきません。
そのかわりに、会社と担当医に申請用紙の必要記載事項を書いてもらい、
自分が入っている健康保険組合の傷病手当金を受け取ることができます。
ここで注意したいことは、傷病手当金はすぐ手元には入ってこないことを頭に入れておきましょう。

本当に貯金しててよかったとは思った正直

私の場合、会社との手続きに時間がかかり、約2ヶ月ほど手当金は入ってこなかったので貯金を切り崩して生活をしていました。
スムーズに手続きが済めば、約2〜3週間ほどで口座に入金されます。
また、初回は1ヶ月分のみ申請していたので入ってくる金額はうろ覚えになりますが、約20万円ほどでした。
※金額は個人の収入や加入している保険組合によって差があるかと思われます。前年度年収が約500万の場合は上記金額でした。あくまで参考程度にお願いいたします。

下記サイトについて、いろいろまとまっておりますので参考に。

また、発症して半年以上経過していた場合

病状によりますが、発症して半年以上経過していた場合、障害手帳が発行できる場合があります。
詳しくは下記サイトに記載がありますのでご一読してみるのもおすすめです。

休職中の過ごし方

下記は私の場合の過ごし方です。※人それぞれだと思います
ちなみに、一人では生活できない状態までいっていたので、休職中は実家に帰省していました。

初期(7月〜8月):ひたすら寝る
今までの分をリカバリするように、ひたすら寝ていた記憶があります。
また、元々入っていた予定などもあったので外に出れる気分のときは出たり、旅行したりもしていました。

中期(9月):少し活動的になってみる
朝この時間に起きる、等を決めて起床したり趣味である推しグループのライブを見に行ったり、遠征したり、休職前の元気だった時の自分に若干戻りつつ無理しない範囲で活動的に過ごしていました。
ただ、この時も気分の浮き沈みが激しかったり、仕事のことを思い出すと泣いてたので…笑
比較的、不安定な時期だったとは思います。

休職終盤(10月〜11月):生活を元に戻してみる → 退職決定でぶり返す
10月は休職前の生活に戻していました。朝7時半頃に起きて活動することを意識し、在宅時は9時半頃に起きていたので、下記を意識して生活リズムを戻していきました。
・週に2回は朝7時半に起き、週3回は9時半に起きる
・残りの二日間は好きなように過ごす(普通の休日)

しかし、復職面談にてメンタルをやられてしまったので諸々あり退職決定。
その際に、また中期のような感じで不安定なものになってしまいました。
この時は異常に会社に関わりたくなく、最終出社日でさえ前日まで出社したくなさすぎて密かに泣いてました。笑

最終出社の時

最終出社の日について、少し書こうかと思います。
私物やデスクを片付けるために、退職日に出社しました。
※これが後に傷病手当金の継続給付ができない状態になります

(資格喪失後の継続給付)被保険者の資格喪失をした日の前日(退職日)までに継続して1年以上の被保険者期間 (健康保険任意継続の被保険者期間を除く)があること。
資格喪失時に傷病手当金を受けているか、または受ける条件を満たしていること。
(なお、退職日に出勤したときは、継続給付を受ける条件を満たさないために資格喪失後(退職日の翌日)以降の傷病手当金はお支払いできません。)

全国健康保健協会ホームページより引用

約4ヶ月ぶりの会社で、風景はそこまで変わってはいなかったのですが
自分のデスクに座った際に、手の震えが止まらなかったです。
その状態になって初めて「やっぱり、私この環境ダメなのかもしれない」と気づきました。
自分の中では、復職面談までは完全に復職できる気持ちでいたのですが
いざ実際自分が休職した現場に行ってみると、恐怖の方が勝ってました。
正直、自分が周りにどう思われていたかは最早どうでもよかったのですが、私は夏の状態に戻るのが一番嫌だったので、また初期のような状態に振り返してしまうのではないかと勝手に怖くなっていました。

結局は、お世話になった方々に直接ご挨拶をし、お菓子を置いて退散してきたのですが今でも自分の居た部署の部長や他部署のお世話になった方々には申し訳ない気持ちでいっぱいです。
(沢山いろいろな人から戻ってきて欲しい等、ありがたくもお声掛けいただきましたが、正直同じ環境で働くことは難しいと思います。私の場合、原因が職場起因でしたので…)

2.退職後

離職票が届いたら…

離職票が届いたら、まず退職事由が何になっているのか確認をしましょう。
私の場合は「自己都合」になっていたので、納得がいかず、詳しい友人のアドバイスもあり管轄のハローワークに足を運びました。

退職事由は絶対に確認すること

・会社との復職面談の際、担当医からは「8時間労働程度(定時)であれば就労可能である」と診断された診断書を提出していたこと
・病状はピークより軽減していて、日常生活ができるレベルまで回復していたこと
・本人に復職の意思があったこと

上記3点が私の場合、主なポイントだったと思います。
この場合、会社都合で無理!と言われているのでどうしても自己都合退職になっているのが納得いかなかったためです。(そもそも会社原因で適応障害になっている旨も話していたので)
上記3点をハローワークで相談し、退職事由を
正当な理由のある自己都合退職」に変更することができました。
その際に、特定理由離職者という扱いに該当することになります。
詳しくは下記参考。

雇用保険受給において病状申請をしよう

上記で、特定理由離職者に変更するにあたり、病状申請といって担当医に書類を記入していただく必要があります。
この病状申請の書類は、初回のハロワークにて「特定理由離職者に該当するのかどうか」を相談後、手続きをする際に窓口にてもらえます。
その際に、雇用保険説明会(必ず出席する必要がある)の日付と冊子がもらえますので、それまでに病院へ行き、書類を書いてもらう必要があります。

私の場合は、転院後2回目の通院前日に説明会があったので、まず病院へ「通院2回目でも書類を記入してもらえるのかどうか」を電話で問い合わせました。この時、書類は保険が効かなかったような…記憶があるので、金額は大体5000円あたりだったと思います。(うろ覚えですみません)
金額については、通院している病院によって変わってくるかと思いますので通院したタイミング等で聞いてみるのも良いかもしれません。

説明会後に、病状申請の書類を提出し問題がなければ退職理由が「自己都合」から「正当な理由のある自己都合」に変更になります。
そうすれば、失業保険について数日間の待機にて受給が出来るため、ある程度金銭の負担を減らすことが出来ます。

絶対やった方がいい国保の軽減措置

健康保険が国民健康保険になるかと思いますが、その際に支払いに困るのが保険料だと思います。
上記のリンク先にて解説してありますが、失業保険が待機期間ほぼなし
で受給できるとはいえ、毎月保険料を支払うのは医療費も相まって厳しいですよね。。
私の場合、38,000円×4期分 = 合計152,000円の保険料でした。
(※保険料については、個々人で異なります)

しかし、上記の特定理由離職者に当てはまる場合は、軽減措置を受けることができます。
軽減措置を受けるには、自分が住んでいる管轄の区役所の窓口へ行き、
軽減措置を受けたい旨を伝えます。
その際、
・保険証
・本人確認書類(パスポートや免許証など)
・雇用保険受給証

が必要になります。軽減措置が受けられる対象者の範囲については、窓口でもらえる書類に記載しているので、国保の加入をした際にあらかじめ聞いておくのも吉でしょう。

私は、軽減措置を受けて保険料が48,000円ほどになりました。
こういった措置があるのは、安定した収入がない今とてもありがたいですね。。。
余談ですが、4回に分けて分割払いをするかと思いますが
私が軽減措置を受けに行ったのは2回目の支払いのタイミングです。
初回の支払いは年末近くだったこともあり、少々手間だなあ…と思っていたので2回目のタイミングで相談する形で足を運びました。
結果、かなり軽減されたので本当によかったと思います。

住民税の減税と国民年金の計算(予定)

こちらは気力がいりそうな気がするので、まだ着手出来ていないのですが住民税の減税も病状によっては出来るとの話を聞いたので、一旦問い合わせるだけ問い合わせてみようかと思います。
(どっちにしろ、普通徴収の分割払いを相談しに行きたいので)

また、国民年金も必要な書類等を提出すれば前年度の所得を0として計算してもらえるそうです。(届いた書類に書いてありました)
こちらも、今月中に着手する予定です。。

3.休職中にかかった金額計算をしてみた

現実の金額とてもつらい

会社によるかと思いますが、私は会社規程で頻繁に通院をしなくてはいけない状況だったため、診断書代を会社に負担してもらっていました。
とはいえ、最初は自分で出しているため、
薬代を含めた休職期間3ヶ月のトータル金額が¥53,800になります。


つらいよ 現実の出費が

そこに、家賃光熱費などの固定費、通信費、娯楽費、奨学金などをざっと計算して合計すると、約81万円程度(3ヶ月分)になります。
私は、傷病手当金は合計60万円程貰えたので、ざっと20万円ほど自己負担と言えるでしょう。
ざっと計算したものなので、ここまでかかってないかもしれませんが、どっこいどっこいな気がします。。明らかに貯金残高が減っていったので。。

その後、退職が決まった後は有給消化をしたり、賞与があったので雀の涙程度は回収はできていますが、生きるって厳しい___

4.まとめ

ざっくり振り返りしてみた結果

前回の記事に引き続き、ざっくりと振り返りをしてみましたがやはり人生経験としては経験出来てよかったと前向きに捉えています。

正直、休職するまで傷病手当金の制度や雇用保険の内容やハローワーク、保険の軽減措置など知らないことがたくさんあり、自発的に調べて動くことができ、よかったと思います。
住民税の件など、まだまだ調べることは多いですがこれも人生経験だと思って前向きに頑張ろうと思います!
(特にこういった内容のことは、今後無駄になることは決してないと思いますので)

世間では休職について、マイナスのイメージをとられがちかもしれません。
その点、自分は早い段階で家族と友人に打ち解けて隠さずにオープンで居たので逆によかった気がします。
会社というか、同僚にも早めに打ち明けて休職申請をしました。
(とはいえ、限界だったので)

「あの人”そう”なんだ」と思われても、そう思う人は普段から偏見を持つ人なんだなあとこちらは判断してしまいますし、そういった人とは今後付き合いたくないので良い振り落としの機会かもしれませんね〜

適応障害も鬱も、なってみないとわからない部分が多いと思います。
症状も全然、気分の浮き沈みだけじゃないですしね…
自分も実際になってみて、わかった部分が数多くあったのでこの経験を糧としてこれからの自己管理をしていきたいと思います。



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