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ソウル旅行記【4】

2022/9/2 ソウル2日目後半。

昌徳宮へ

宗廟観光を終え、次は昌徳宮(チャンドックン)へ向かいます。こちらもユネスコ世界文化遺産。元々は景福宮の離宮として建てられましたが、豊臣秀吉の攻撃によって焼失し、その後長く再建されなかった景福宮の代わりに正宮として使われたとのこと(昌徳宮も同時期に全焼したが1615年に再建された)。
景福宮が風水や儒教的思想に基づき建てられたのに対し、こちらはより自然に寄り添った成り立ちで多くの王族に愛された、という説明でした。たしかにどこかのびのびとした雰囲気が印象に残りました。

仁政殿(国宝)

韓流ドラマ『赤い袖先』のロケ地にもなったそうです。「(ドラマが
)素敵でした〜(目がハート)!」というガイドさんの感想が気になり、帰国したらちょうどテレビ東京で放映が始まったところだったので視聴開始!韓流ドラマはほとんど見たことのない私ですが、どこまでついていけるかな?


西遊記御一行さまが秋空に映えます


敦化門 ここから敷地内へ入場
ソウル最古の石橋、錦川橋の欄干にいる動物
ユーモラスな表情をしています
橋脚にも動物が。獅子かな?
ここにもかつては水が流れ、王に謁見する前にこの橋を渡ることで身を清める意味があった
仁政門を抜けて正殿・仁政殿へ
門や建物にかけてある看板?の字がどれも大きくて立派です
広場に立つ石塔は官僚や武官の位階を示す
蛇の頭と言っていたような?
仁政殿の内部の様子 
玉座の後ろには「日月五峰図」日と月と5つの峰が描かれている
天井が高い!クリーム色のかさのようなものが被さっているのはシャンデリア。
20世紀初頭まで実際に使われていた宮殿ならではの設備。
洋風なカーテンもかけられています。
写真では見にくいですが、軒下に金網のようなものがありました。
これは鳥やヘビなどの侵入を防ぐために昔から設置されていたものとのこと
宮殿の外に目を遣れば、すぐに大都会の風景が。
青い瓦の宣政殿
王が政務を執っていた建物
王と王妃が生活していた煕政堂(ヒジョンダン)
カラフルな色合いがかわいい
たしか、ここが王の車を停めていた駐車場だったという話だった
写真を撮り忘れましたが、煕政堂の玄関には車寄せスペースもありました
後宮・楽善斎
日本の梨本宮家から最後の皇太子に嫁いだ方子妃もこちらにお住まいになっていたそう
シンプルで落ち着いた空間
楽善斎の敷地から見る外の風景
ガイドさんのお気に入りの眺めだそう
オンドルの焚き口
カメラを片手に韓服で観光を楽しんでいた男性
場に馴染んでいてかっこよかった!

帰国後、日本の宮家から嫁いだ李方子さんについて調べていたら2021年に林真理子さんが『李王家の縁談』という本で書いていたようなので、読んでみたいな。発行時に行われた林真理子さんと磯田道史さんの対談も面白かったので自分のメモのためにリンクを貼っておきます。


北村韓屋村散策

ソウル半日観光、最後は北村韓屋村の散策です。ここは韓国の伝統家屋が多く残るエリア。車を降りたところのお店でマッコリの試飲をしていました。甘酒のようでおいしそうでしたが、これから坂をのぼるし、すぐに酔っ払ってしまいそうなので残念ながら私はパス。
これから1時間の自由行動で街並みを楽しみます。韓屋を利用したカフェやおしゃれなお店がところどころ並ぶ他は、今も一般の方がお住まいの住宅地。「静かに歩いて」というプラカードを持った係員の方が観光客が騒がないようしっかりと見張っています。

日本にも似ているようで、どこかちがう
♨️マークは宿泊施設の印と聞いたことがありますが、ここは煙突があったので、銭湯とか?

ガイドさんに「展望台までのぼってくださいね!」と言われたので「はい!!」とずんずん坂道を登っていくも、展望台がよくわからずに一同うろうろ。9月頭のソウルは湿気こそなかったものの、30℃を越える気温。坂道を歩き回るとなかなか体力を消耗します。どこかでお茶を、と思っても人気の伝統茶カフェは行列しておりはてさて、と思っていたところ、雰囲気のいいお店に偶然通りかかったので入ってみることにしました。

テラス席が気持ちよさそうだな〜

可愛い飾りものを売っていたり、中のインテリアもオリジナリティあふれるこちらのお店、帰国して調べたらセラミックアートセンター(googleマップはこちら)、ということでした。カフェがメインではなかったんですね汗
たしか5000ウォンだったかな?でコーヒーやレモネードなどの飲み物を楽しめます。コーヒーは豆から挽いてくれていい香り!陶器の作品もたくさんあり、お友だちご夫妻はここで一対のおしどりの置物を購入されていました。
2階のテラス席でのーんびり。私は旅先でもカフェや公園で静かな時間を過ごすことも大好きなので、一泊二日の短い滞在中にもしばしこういうゆったり時間が持てたことは嬉しかったです。

冷たいのみものを飲みながら北漢山の眺めを楽しみました
おしどりの置き物♡
私もなにか記念の品を買えばよかったなー。
遠くに北漢山の尾根を眺めつつ、眼下には景福宮の姿も見えます
とても狭い道ながら、普通に車も通るのでぼーっと歩いてはいられません。

1時間の自由時間はあっという間に過ぎ、車で明洞まで送ってもらい半日観光は終了。ガイドさんの説明を聞きながら効率よく回ることができました。ありがとうございました。ガイドさんにおすすめされた明洞餃子、今回は訪れる機会がありませんでしたが、次回以降のためにメモ。

ガイドさんのリュックサックについていた「すだち」
コロナ禍以前は日本への添乗のお仕事も多く、瀬戸内海の直島に月に何度も行っていたとか

つづく。

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