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あいぱくに行ってみた

 毎年、『あいぱく』を訪れている。

 あいぱくとは、ハルカスで開催されているアイスクリーム万博の略である。いつもは北海道や九州などの物産展、セール会場諸々になっている催事フロアがアイスで埋め尽くされる。今年はバタバタしていて危うく逃すところだったが、無事に2回行くことが出来た。

 私にとって夏はただただ暑く、体力気力を奪うだけの季節だが、あいぱくだけは唯一の楽しみだ。アイスの中でもジェラートが好物で、物産展を訪れる時もジェラートがあるか必ず確認する。シャクシャクしたアイスキャンディーなども美味しいが、濃厚でやわらかいジェラートの方が好みだ。
 ちなみに、アイスキャンディーなら断トツで551が大好きである。大阪で生まれ育ったからかもしれない。


 1回目は北海道のミルクジェラートと、さつまいもモンブラン(中にはミルクジェラート)を食した。ミルク=北海道にイメージなのでこれは外せない。もちろん牛乳が濃厚で美味しかった。
 モンブランの方はトッピングのさつまいもが優しい甘さで、全体的にバランスが良かった。なにより見た目のインパクト(値段もなかなか)があってイベント感があった。

 2回目は土曜日に訪れたので、人がごった返していて、実演コーナーは諦めた。買い物を長くしすぎていたせいで体力がなくなっていたのだ。さっさとお目当てのあいぱくに行けばよかったのになんたる失態……。
 しかしカップアイスコーナーも前回から目はつけていた。
 ミルクアイスが何より好物なのでそのコーナーに向かい、ものすごい悩んでいる私を見かねてお姉さんが「人気なのはこれとこれで、あっさりめはこれですよ〜」とにこにこと 説明してくれた。ランチにパスタとミルクティーを食べたせいか、濃厚すぎるものよりさっぱりめの口になっていたので、お姉さんのおすすめのあっさりミルクを購入。
 イートイン用のテーブルはどこもいっぱいで、立食用のテーブルしか開いていなかったが、ひとりなので問題ない。
 カップアイスはよく冷やされているので、少し待ってからスプーンで掬った。お姉さんの言う通りあっさりめで、ひとりでも余裕で完食出来た。誰かと一緒に来れたらいろんな味を楽しめるけど、ひとりはそれはそれで楽しい。ちょっとした贅沢をしている気分になれる

 残念ながら、今年の夏の楽しみはこれで終了してしまった……。が、ジェラート欲が刺激されてしまったので、これからは物産展の予告をちらちら確認していこうと決心した。


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