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発達障がいによる空間把握の弱さ

苦手分野がメインのフロアに至急応援に入りました

本日仕事で商品に持ち手をつけるのがメインのフロアに至急応援に入りました。人が少ないとはいえ仕方ないんですけど正直死ぬほど嫌でした。理由は単純、レジ打ちと商品に持ち手をつけるのが同時作業がメインの階なんです。もう同時作業がある時点ですっごい苦手分野に入るんですよ。厄介なのが商品が入っている箱によって取っ手をつける武器が違うんですよね。なので正方形か長方形などの単純な形とは異なる箱の対応がとても苦手です。普段とは違う形に対してどうつけるかなどの瞬時に判断は下せません。どうすればいいのかと角度を考えたりしたいんですけど、レジ打ちもしなければならないのが仕事です。なのでとにかく判断をすぐに下さなければいけないんです。迷いながらもつけた持ち手は明らかに持ちにくいのは言わずとも分かりますよね?お客さんに私が梱包した商品を渡すのは火が出るくらい恥ずかしいんですよね。

WAISの結果から推測するに

これは発達障がいの特性である空間認識の把握が弱いのではないかと私は推測しています。理由としてはWAISの検査でも私は知覚統合が70と一番低いんですね。特に知覚統合の中にある積み木が10段階中3なんで結構ズタボロなんでかなり苦手です。なので折り紙も人一倍苦手ですし地図なんてもっての外です。ゲームをやっている際も方向音痴が発揮されて同じ場所を1時間ほどうろちょろしていた記憶があります。無論努力はしますがどう足掻いても他の人とはこの差が埋まることはないのを嫌という程知っています。

目には見えない障がいだからこそ

以上の理由から上の人に何度も上のフロアは苦手ですから行きたくないですねと遠慮がちに断りました。でも「練習次第でどうにかなるよ」と無情にも応援され半ば強制的に行かされた感じですね。いやーマジで死刑宣告された囚人の気分でしたねあの時は。確実に心が折れるって知っているのに出向くのは意味が分からなかった。幸いにも1時間程度で本来のフロアのバイトが入ってくれたので事なきを得ました。でも一緒に入ってくれた同じフロアの人が偶然にもレジにいたので、退勤直後に私の様子を語ってくれました。「ニトロさん目が死んでいて精神がヤバそうだった」と。笑っちゃいますよね。同僚にこの出来事を話しても口を揃えて皆こういうんですよ。「練習すればどうにかなるよ」と。そりゃ練習したら多少は上手くなるんですけど最初から上手く出来ている人が練習しない訳はないんですよ。スタートラインが遅れている時点で、埋まらない差が嫌という程頭に染み込んでいるのにどうやって努力しろと?生憎少年漫画の主人公じゃないので、心が折れるまで努力出来るなんて有り得ないんですよ。なので私としては苦手分野はすっぱり諦めるのが一番得策だと理解しています。でも今日目には見えない発達障がいの困りごとは本人にしか分からないので、他人の出来る基準に合わせるのはとても苦しいんだなというのを改めて身に沁みた日でした。

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