「そして、いまの私」
はっ!
5時30分。
ホッ、大丈夫!
寝坊じゃないわ!
いつも目覚めはドキドキ
時計を確認してホッとする。
何度も寝坊して
ギリギリのところで何とかなっているからだ(苦笑)
足音を立てないように、そっと
でも急いで二階のリビングに向かう。
そしてリビングの様子をざっと見渡す。
これは日課。
リビングの散らかり具合で
誰が一番最後までそこにいたかが分かるのだ。
昨夜は娘のようだ。
ソファーのカバーがズレていて
床には紙パックのアップルジュースが置いたままになっている。
「また、飲みっぱなしだわ!」
半ば呆れつつも、ゴミを捨てつつ、キッチンに向かう。
それから朝食の準備と
息子、娘、最後にパパの3人分のお弁当を作る。
これが私の毎朝のスタート。
毎日毎日、家族のために頑張っている。
そんな頑張っている自分が嫌いではない。
でも家族のためにとはいえ
イヤイヤやっていることも多々ある。
日々頑張って
一見充実している風なんだけど
やっぱり何かが欠けている。
いつも満たされない思いを抱えている。
何をしたいんだろう…
家族からは
どんなに一生懸命やっても
何もかえって来ない。
「ありがとう」の言葉もない。
その言葉も、あれば嬉しいのだと思うが、
そうかといって
満足するのでも無さそうだ。
自分の人生、いままで脇役ばかり。
人のため、家族のためを思って過ごしてきたこの20年余りは
常に自分は後回し。
だから
「自分が主役になるってどういうこと?」
裏方に徹するあまり
それが分からなくなってしまった…
ところが今年の春からは
意気込みが少し違った。
娘の中学入学とともに
「行動するぞ!」
と内心思っていたからだ。
息子の中学入学時は
自分からは率先して
周囲とコミュニケーションを取らなかったので
母同士の関わりがなく
ちょっと寂しい思いをした。
だから、娘の学校では
早めに知り合いを作って
「自分も学校に馴染みたい!」
と、PTAの委員にもなった。
さらに、娘の学校では
珍しい事に、保護者向けの同好会があり
「着付け」にチャレンジすることにした。
↓↓↓
秋からは「コーラス♪」にも入ろうと計画している。
(おお! 拍手👏!!)
自分のやってみたいことを
身近な娘の学校という場で見出し、
身を置いてみようと思ったのだ。
そんなことを決意した頃から
子供の小学校時代のママ友から
学校絡みのボランティアやお仕事のお誘いが
立て続けに入ってきた。
すべて夏休み明けから始動するものばかり。
「この流れにちょっと乗ってみよう!」
もしかしたら、これが
周囲の人のためになりつつ
自分の人生を主役に押し上げてくれる「ヒント」になるかもしれない!
「よし! やってみるか!」
まだまだ脇役からの卒業とは行かないが、
自分のやりたいことを探す旅に
思いきって踏み出してみよう!
気づかなかったことに
気づく日が来ると思うから。
そしてやりたいことが
きっと見つかる、
そんな予感がするから。
「あ、これだったんだ!」
「こういうことだったんだ!」
と、気づいた自分に早く会いたいな♪
いまからその日が楽しみだわ✨
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