退職してからのこと②

次の日から、早速 上司が次から次へ来た。
これリピート放送かデジャヴかと見間違えるほど。
飲みにも連れて行かれては、説得された。
別に上司が嫌いじゃないから、飲むのは良い。
何ならタダ飲み出来るのは、嬉しい。
でも仲が良い人に(上司)、奢ってもらってからの
年末いっぱいで辞めます！はとても言いづらい。
いや、言うんやけど、申し訳ない気持ちにはなる。
そこで、また折衷案が提案された。
もはや、辞めるゆうてるから折衷案でも何でも無いんやけど。
「２月まで働いてくれへんか」と。
アタシの前職は食品関係で、
２月にある節分が一年で一番忙しい。
やから、その提案が出されてきた。
いや、分かってた。
だって、何年も居てたら大変さは身に染みてるし。
だからこそ、半年以上も前に伝えて、アタシが辞めた後も大丈夫なようにお願いしますねと、願いを込めての年末いっぱいまで働きますやった。
飲みが２回ほど行われて、もちろん会社でも説得された。

折衷案へのアタシの最終ジャッジの日は、年末も押し迫った２０日ぐらいやったかな。
いやもう、ここまで年末近づいてきたら折れてや〜！って思ってたけど、多分 向こうも同じ気持ちやったと思う。
最終ジャッジの日、上司がわざわざ休みのところ会社に来た。
アタシは年末いっぱいでと断るつもりやった。
ただ、上司がまだもうひと粘りしてきた。
アタシの答えが分かってたからやと思う。
何なら頭まで下げて！
節分まででいいからと、懇願された。
じゃあ……………
ん〜〜〜〜〜…………………
節分が終わったら、何が何でも辞めますよ！？
と、またもやアタシが折れた。
流石に上司に頭下げられたら、働かなしゃあないなと思えた。
意思弱っ！って思った人が多いと思うけど、
仕事が嫌いで辞めるんやない所が、
こうさしてると思う。
嫌いで会社にも行きたないし誰にも会いたくない！って感覚やったら、死にものぐるいで断ってたやろし、上司もそんなヤツを止めたりせんと、さっさと辞めさしてるやろうしな。
まぁ、そうゆうワケで２月の節分終わりまで働きました。
会社に伝えてから約１年間かかりましたが、
無事 退職することが出来ました！

退職後は、送別会も２０人ぐらい来てくれて開催してくれて、めっちゃ楽しかったーーー！
同じ部署の人たちは、写真とメッセージが書かれたアルバムをわざわざ作ってくれたし、プレゼントも貰って、ホンマにめちゃくちゃ嬉しかった！

年末いっぱいで辞めても、同じようにしてくれたかもしれへんけど、節分まで働いて良かったかなとモヤモヤが報われた気がした。
あと、アタシは人に恵まれてたんやなと感動。

次の仕事は、多分 前職とは全く違う職種にはなると思うけど、また人に恵まれたら良いな〜とコレを書いてて思いました。

ここまで読んでいただき、ありがとうございます。
今日も、皆んなで笑って一日を締めくくれますように…。