福祉 と ビジネス の 架け橋になる

VISION 『当たり前』を全ての人に。

MISSION 福祉とビジネスの架け橋になる。

PASSION 俺がやらなきゃ誰がやる!

STANCE 福祉の『向こう側』へ。

弊社ではこう掲げている。


【福祉とビジネスの架け橋になるということ】

兄弟や家族に障害者が居たとして、それを誰に対してもサラッと伝えられますか?

例えば、付き合っている恋人に『弟が障害者なんだよね』みたいな。

綺麗ごと抜きにして、正直な話、そこまでサラッと言えない人もかなり多いと思います。

事実、この仕事を始めてからたくさんの人にそんな相談をされました。

別に無理に言う必要はないと思うし、逆に言いまくって悲劇のヒーローやヒロインを気取るのも違うと思います。

隠す話でも、ひけらかす話でもないでしょう。

でもやっぱり隠されるのは嫌かな。



With You は就労継続支援を行う福祉の会社であり、製造業の工場でもあります。

私も含め、社員の半分以上が障害者です。

弊社では
【『当たり前』を全ての人に。】をビジョンに掲げ、そのために【福祉とビジネスの架け橋になる】をミッションに掲げています。

福祉 " で " ビジネスをする ではないのです。

福祉で儲けるのは簡単なことで、箱モノを増やして利用者を囲い込めば楽勝でしょう。

じゃあ、架け橋になる ってどういうことか。

ビジネスの視点をしっかり持ち、地域の企業とWIN-WINな関係で仕事を行い、福祉業界のことや障害者を取り巻く労働環境の課題も知ってもらい、課題解決の為のステークホルダーになってもらうことであり、逆も然りです。

ただ単に、業務と対価のやりとりを行うだけでは架け橋とはならないでしょう。



このまちの経営者の方々は本当に素敵です。

誰も私を『福祉のひと』扱いしないし、弊社を『障害者の作業所』扱いしません。

小林俊介、株式会社With Youとして関わってくれます。

「俊ちゃん」「俊くん」と呼んでくれて、弊社の社員の体調やコロナ禍でのストレスさえも気にしてくれます。

とても大きなプロジェクトにも参加させてもらい、弊社が係わることがプラスに働くとも言ってくれました。

もちろん、自分でもそう思って事業をやっていますが、自分で思っていることと、第三者から言ってもらえるのではやはり喜びが違います。



今日、取引先の社長と二人で、そのまた取引先に伺いました。

新たな仕事の件での打合せです。

客先に到着し、車から降りた際に駐車場内でその取引先の方と会いました。

「お世話になっております。」と挨拶を交わし、私を紹介してくれました。

「仕事をしてもらっている協力工場のWith Youの社長です。障害者の就労支援もしてる凄い会社で注目されてるんですよ。」と。

ここで冒頭の話です。

別に相手の方に聞かれたわけでもないので、就労支援の話を出さなくても良かったはず。

だってもしもその方が「え?そんなところに仕事出して大丈夫なの?」と考えたら。。。

今日だけじゃないんです。

いつも一瞬の躊躇もなく、自慢してくれます。

「凄いスキルを持った社員がたくさんいる信頼できるパートナーです」と。

このご時世、「障害者に仕事任せて大丈夫なの~?」と言って下らない評価をするアホはそう滅多にいないでしょう( 滅多に・・・ここ数年の記憶で1度だけ… )

とは言え、少しくらい躊躇があっても全然気にしません。

絶大に信頼して下さっていること、弊社のスタッフたちを理解してくれていること、本当に嬉しく思います。



そんなふうに、辛い時も、嬉しい時も、暇な時も、忙しい時も、ものづくりを通して、まちづくりを通して、色んな出来事を共有して、障害とか関係なしに互いに尊重しあえる関係性が構築出来て初めて架け橋になれたと言えると思います。



障害者に優しいまち なんて魅力的とは思いません。

障害なんて気にしなくていい、ある意味『無頓着』でいい。



これからも厳しくして下さい。

これからも頼りにして下さい。

コロナが明けたらまたみんなで思いっきり騒ぎに行きましょう。



福祉関係者の皆さん、この架け橋を渡って下さい。

今こそ『福祉』が動くときです。

給付金だけキープして行政から工賃補填してもらってる場合じゃないですよ。

自分たちの付加価値アピールして国からせしめてる場合じゃないですよ。

濡れるときに一緒にずぶ濡れになりましょう。

地域と一緒に危機感持ちましょう。

この後のメシや酒がどれほど美味いか。



そうやって地域とWIN-WINになっていれば、ちゃんと地域が助けてくれます。

ピンチを見抜いて助けてくれる仲間が出来ます。

国や行政に頼っても、思ってる以上に簡単に切られますよ。

そうさせないためにアピればアピる程、障害者のハードルは上がって分断は進みます。

雇用が代行され、法律で守られ、「あいつらは特別かよ」と言われます。



「障害者は特別じゃない。普通なんです。」て言うなら、本気でそう思ってるなら、今の福祉にはなっていないはず。



県内にも雇用代行が進出してくるということで昨日から焦っていましたが、心強い仲間たちの存在を強く感じ、事業に磨きをかけることと、地域をより良くしていくことに集中しようと割り切れました。

農福連携とか工福連携とかICTとか色々言うけど、シンプルに地域連携でいいなと。

福祉だけ別個にしないでも、もともと同じ『地域』なんだから。

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