グリーン車の車窓をX-E4のモノクロで切り取る #058_2401
JRの普通グリーン車で遠出した帰りに都会の夜の車窓をモノクロームで切り取ってみました。
といってもアクロスを硬調にアレンジしたものですが。。。
グリーン車の二階席、窓際。そして窓枠が邪魔にならない席。始発駅から乗ったので、条件の良い席が選べました。
年末に森山大道の写真が気になり、それ風のフィルムシミュレーションを調べてセットしてみたので粒状感強めでハードな設定です。
実は、夜の都心の車窓を見ると、とても切なく、気分が暗くなるときがあります。
小さいころから鉄道に乗ることはとても好きなのですが、小学生までは上野から電車で帰るとき、わけもなく怖くなる時期がありました。特に夕方から暗くなる時間に通るとてきめんです。
郊外に入ればそうでもなくなるのですが、きまって自宅に帰って寝るときに怖さがよみがえってしまう。
日暮里駅を出て京成線の下をくぐると、下町の住宅街が広がります。日が暮れて黒い空の下に密集したビルや住宅の明かりが一面に広がります。当時もネオンの色もあったはずですが、目に浮かぶのはモノクロの風景。何かすごく不安な気持ちにさせる光景に感じてしまいます。
中学生になってだいぶ収まったのですが、たまにその名残が出てくるのかも。。。
自動車の免許を取ってから常磐線に乗る機会はほとんどなくなりました。
幸い、就職してこの方ずっと電車通勤はせずに済んでいます。というより、住むところも自然と自転車か自動車通勤が可能な場所を選んでいたので、もしかしたら無意識に避けているのかもしれません。
なんてことは、TLの写真たちや森山大道にインスパイアを受けた気分でX-E4のファインダーを覗いてシャッターを切っていると、頭から飛んで行ってしまいます。
気が付くと赤羽です。次の駅で降りる準備をしましょう。そして設定もカラーネガに戻します。
モノクロの試し撮りをした時も気分が沈んでしまったので、やっぱり、自分はモノクロよりも、落ち着いた色やきれいな青で色がきちんとついている写真を撮りたいんだろうなとか写真を見返しながら考えたり。
でも、こんな写真をすごくカッコよく感じる自分もいます。
自分がよくわからん
(´・ω・`)ノそれでは、また。
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