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スマホのポイントアプリ

最近、様々な店のポイントカードがアプリに取って替わられている。

私がよく利用しているのはカルディ(コーヒーを買う)、ブックオフ(ゲームを売ったり本を買ったりする)、Tカード(TSUTAYAやその他提携店舗で使う)だが、このうちカルディはこれから、後者二つはすでにポイントカード制からアプリでポイントを管理できる方式に切り替わっている。

つい数日前、コーヒー豆を買うためにカルディを利用したら「五月からアプリに切り替わるので」と、ポイントカードにアプリ切り替えの案内用紙が挟まっていた。

また別の日の話、ブックオフを利用した際も「ご協力お願いします」とアプリの案内用紙を会計時に渡された。私は「はぁ……」としぶしぶその案内用紙を受け取った。

正直なところ、私はポイントカードをスマホで一元管理することを望んでいない。なぜかと言えば、理由は二つある。一つは「今使っているスマホの容量が小さいので下手にアプリを入れられない」から、そしてもう一つは「もしスマホをどこかに忘れてきた場合どうしようもなくなる」からだ。

私は数年前に一度、スマートフォンを特急電車の車内トイレに置き忘れたことがある。完全に私の不注意での失態だったのだが、警察に被害届も出した。だが位置情報をONにしていなかったこともあり、そのスマートフォンは結局今も見つかっていない。

このことがあって以来、私は情報等をスマホに一元化することをやめた。

メールアドレスや電話番号など、スマホに入っている情報はクラウドで保存できるものはしておいて、Pay系の金銭に関わるアプリは基本的にメインでは使わない。またスマホがなくなっても連絡に困らないように他の媒体(Twitterなど)でリアルの友人と連絡が取れるようにした。

音楽は基本的にiPod touchで聴くので、元々スマホは使っていない。ゲームアプリも一つを除いてiPodに入れてある。TwitterもiPodに入れてあるし、なんならTwitterのアカウント情報はすべて頭に入っているので、どんな媒体でもTwitterだけは自分のページを開くことが可能だ。

最近は家の鍵までスマホで開けるようなアプリがあるそうだが、私はそのようなアプリは今後も一切使うことはないだろう。便利さよりも恐怖心の方が勝るからだ。

スマホ一つでなんでもできる時代、それは裏を返せばスマホを無くしたらなにもできなくなる時代でもある。

時代を逆行していると言われてしまえばそれまでだが、私はこれからもできるだけ紙やプラスチックのポイントカードを使い続けたいと思う。

……カルディのポイントアプリだけは、コーヒーポイントを人質に取られているので入れるかもしれないが。

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