2021年1月10日
年末に母が亡くなった。49歳。
母の存在の大きさに比べれば、世の中の他の全てが瑣末なようなように思える。文字通りもぬけの殻になった気分。
「お母さんの分まで頑張って」ってかけられる言葉は綺麗事みたいで。
なんで、当然前に進めるみたいな物言いで。
悪意など全く無い励ますためのそういった言葉に、どんどん追い詰められて行く気がする。
私はただ、今はもう過去になってしまった、母が生きていた時間に縋ってしがみついて、ずっとここに停滞していたい。最後手を握ってそこにある体温を感じ取った生々しいまでの瞬間に。