見出し画像

後悔しないゆる卒乳~当日編~

こんにちは。子育てママのゆきです。
全3回にわたって卒乳についてお話してきましたが、卒乳についてのコラムもいよいよ最終編です。
今回は卒乳当日編についてお話ししたいと思います。

ついにやってきた バイバイの日は楽しい一日にしよう!!

授乳回数が1日2、3回になってバイバイの日を決めたらいよいよ実行です。
「楽しくて(母乳やミルクを)飲むのを忘れちゃった!」と思える過ごし方とは?

その日にすべきこと 卒乳当日編

①当日の朝

最後の母乳やミルクは朝に設定し、たっぷりと飲ませてあげましょう。
元気でご機嫌な朝のうちに、「これでバイバイね」と伝え、昼間にはもうないことを自覚させます。
このとき、おっぱいや哺乳瓶の乳首を含んだ最後の授乳姿を写真におさめておくと、よい記念になります。

②午前中

お気に入りの公園などへ出かけ、思いきり体を動かしましょう。
すべり台や、ブランコ、ボール遊びなど、子どもが夢中になれる時間を2時間ほど作って、ママやパパが徹底して相手をしてあげましょう。
のどが渇くので、必ずお茶や水を持参してこまめに飲ませてあげましょう。

③昼食

たっぷり遊んだら、相当おなかがすいているはず。
子どもの大好物をたくさん食べさせて「おいしい~!」という満足感でいっぱいにしてあげれば、授乳に気持ちが向きにくくなります。
水分補給は、お茶や水、牛乳を用意します。
たくさん食べたらひと休み。眠くなるのを待ちます。

④午睡

たくさん遊んで食事もおいしく食べた後は、お昼寝。
背中トントンや、抱っこ、絵本などで静かにすごしてスムーズな睡眠へと導いてあげます。
ママはおっぱいが張って身体的につらくなることもあるので、一緒に体を休めて。
午後へのエネルギー補給にしてください。

⑤お昼寝のあと

昼寝から起きたらお茶などで水分補給をした後は、もう一度外で遊んでエネルギーを発散。
午前中の遊びで疲れているようなら、絵本やお絵かき、ブロックなど集中できる室内遊びでもOK。
お散歩がてら、買い物にお出かけするのもよいでしょう。

⑥夕食

夕食も大好物をメニューにしてあげましょう。
たっぷり遊んだ後なので、食欲がグングン高まり、いっぱい食べてくれること間違いなし。
「今日のご飯は大好物の〇〇だよ」と事前に知らせて期待感を高めてあげるのも〇。

⑦就寝

絵本やマッサージなど、スキンシップをしながら安心して眠れる雰囲気に。
夜中に起きたら、抱っこなどで体を大きく揺らすと目が覚めてしまうので、照明は消したまま、背中やおなかを優しくトントンしてあげましょう。
「ママ(パパ)はここにいるよ」と安心させてあげて。

翌日以降

「もうやめたんだよね」と思い出させてあげてください。
やめたことを忘れて、母乳やミルクを欲しがることも。
そんなときは「もうやめたんだよね。」と思い出させてあげたり、「頑張ってるね、えらいね」と共感してあげたりすると安心します。
子どものいじらしい姿に感動するママも多いです。

こんなときは中断しよう

  • ごはんや飲み物を受け付けない

  • 子どもの体調が悪い

  • 泣き叫んで止まらない

  • 子どもの泣く様子がかわいそうだと思う

  • 「やっぱり授乳したい」というママの気持ちが強い

1つでも当てはまったら中断を!
いざやめてみると、子どもの体調が崩れたり、ママの気持ちが揺れたりと、想定外のことが起きる場合があります。
そんなときはいつでも中断して計画の立て直しを。
1,2か月してから再トライするのでもOK。

卒乳後の母乳ケア編

無事に卒乳してホッとするのもつかの間、母乳のママはおっぱいケアが始まります。
母乳が詰まってトラブルにならないよう、セルフケアをしていきましょう。
卒乳当日から母乳を止めるケアをしましょう。

しぼるタイミング

3か月間に4,5回しぼれば安心です。
自然に乳腺が張らなくなる人もいますが、3か月かけてしぼっておくと、母乳のしこりができず、更年期症状も軽くなると言われています。
卒乳当日から2日間はなるべくしぼらず、乳腺炎になりやすいカロリーの高い食事は控えましょう。
胸を温めすぎないように入浴は控え、シャワーのみにするのが〇。

2日後のケア

しぼらずためましょう。なるべくしぼることはしません。
2日目は胸が張って辛さのピークなので、つらければ、乳房を冷やしたり、圧抜き程度にしぼったりしてもOKです。

3日後のケア

すっきりするまでしぼりましょう。
乳房がパンパンに張っている状態なので、たまっている分を出すつもりで、すっきりするまでしぼります。

10日後のケア

流れなくなるまでしぼりましょう。乳腺の張りが落ち着く時期です。
母乳が流れたり、にじみ出たりしなくなるまでしぼります。
母乳を出し切って、20日ほどそのままに。
しぼりきれているか心配だったり、しこりが気になったりする場合は、この段階で乳腺外科や助産師に相談を。

30日後のケア

母乳が出なくなるまで、またはにじまなくなるまでしぼります。

2~3か月後のケア

再び出なくなるまでしぼりましょう。
それ以降は、月に一度、母乳分泌が止まっているか、チェックを兼ねてしぼります。
心配な場合は、母乳外来や助産師に相談してみましょう。

基本のしぼり方

分泌機能を止めるにはしぼりすぎないことが大切です。

卒乳したら、母乳の分泌を止めなくてはなりません。
基本的には2日間はしぼらないことで、分泌機能を停止させて、その後、定期的に搾乳をして、少しずつつくられる母乳を体の外に出します。

しぼるときは、力をかけすぎると乳腺を傷つけることがあるので、無理はしないで。
力加減がわからなかったり、うまくしぼれなかったりする場合は、母乳外来へ行くと助産師がケアしてくれます。

卒乳前から相談しアドバイスをもらってみるのもよいでしょう。


いかがでしたか。
「後悔しないゆる卒乳」というテーマで全3回にわたってお話させていただきました。
長かったですが、最後まで読んでいただき感謝です。
子育て中の方や授乳中の方の少しでも参考になると嬉しいです。

本日もお読みいただきありがとうございました。


ぜひその悩みを助産師に相談してください!
コラムの内容についてなど、ご相談したいことがありましたらお気軽に助産師へご相談ください。
日本初、全国の助産師を可視化した助産師検索サイト「Meets the Midwife」はコチラ!

「株式会社With Midwife」では、企業専属の助産師が24時間365日従業員の方々をサポートする「The CARE」や助産師同士が繋がれるコミュニティサービス「Meets the Midwife」などを運営しています。
詳しくは、弊社コーポレートサイト「What We Do」をご覧いただけますと幸いです。


他にもママや子育てに関する情報をこちらのマガジンで発信しておりますので、あわせてご覧ください(^^)


Meets the Midwife 公式LINE配信中!


公式LINEでイベント情報など配信しております。
LINEお友達登録はこちらからお願いします(^^)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?