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心が通う抱っこをしていますか?

こんにちは。
子育てママのゆきです。

子どもにとって抱っこってどんな意味があるのでしょうか。
皆さん考えてみたことありますか?
「泣くから」「仕方なく」ではなく、心が通う抱っこをしていますか?
実は、心が通っているかどうかで、抱っこの質って大きく変わるんです。
乳幼児期にしか出来ないからこそ、気持ちを分かち合う抱っこを心がけてみませんか?

1.抱っこは、子どものありのままを受け入れること

赤ちゃんとの毎日に欠かせない抱っこ。
何気なくしているその行為が、赤ちゃんに大きな影響を与えていると意識したことはありますか?
抱っこは、ただ「泣かれると困るから」「移動するために」するものではなく、いろいろな力を発揮します。

赤ちゃんは「お腹がすいた」「おむつを替えて」などの理由で泣くこともあれば、「なんとなく不安な気持ち」で泣くこともあるんです。
そんな時、抱っこしてあげることは「ママはここにいるから安心してね」と伝えることと同じ。
とはいえ、ときには疲れてしまって「また抱っこなの?」「どうして泣くの?」と親のほうが泣きたくなってしまうときだってあると思うのです。

泣いている理由がわからないときがあってもいい。
「泣いちゃダメ」と悲しい気持ちにフタをしないで、「なんか悲しいんだね」と抱っこしてあげることが、赤ちゃんに共感することなんです。

2.泣いているときも、ご機嫌なときも赤ちゃんはママの抱っこが大好き

忙しい時は、「今行くから待っててね」と声をかけながら、言葉やまなざしで「抱っこ」する方法もあります。
ただし、気持ちを込めた抱っこは、簡単なようで難しいこともあります。
抱っこした方がいいとわかっていても、赤ちゃんに泣かれると辛くなる人や、どんなふうに抱っこをすれば落ち着くのかわからないと戸惑う人もいるかもしれませんね。

ある世代ごとの子育ての違いを調査したデータがあります。
戦前に子育てをした80代以上の女性は常に子どもと肌をくっつけて子育てをしていたと答えたのに比べ、戦後に子育てをした70代以下の女性は子どもの肌に触れる機会が激変していました。
戦後、欧米から入ってきて科学的育児法とされた「抱き癖がつく」「抱っこしすぎると自立をさまたげる」という考え方の影響であると思われます。

現代のママ世代もその70代以下の母親の「触れられない育児」で育てられました。
だから、「抱っこしてあげて」と言われても、自分がされていないことをわが子にすることになり、難しい場合もあるのです。
まずは、求められるから抱っこする、かわいいからほっぺをなでる、という本能を大事にしてほしいと思います。

3.抱っこがもついろんな力

①愛情を肌から。「大好き」を伝え合う力

「大好きだよ」「楽しかったね」「うれしいな」大人でもそんな気持ちを人に伝えると、喜びが何倍にも大きくなるような気がしませんか?
赤ちゃんも同じです。
まだ言葉を上手に操れない赤ちゃんとは、言葉ではなく、抱っこでそんな気持ちを分かち合うことができるのです。

②「痛かったね」「嫌だったね」なぐさめをもたらす力

赤ちゃんは「怖かったね」「寂しかったね」「嫌だったね」という気持ちを受け止めてもらえると、傷が癒されて、安心感を取り戻す事ができます。
たとえば、注射のときなどでも、「我慢して」「泣かないで」と言うのではなく、「痛かったね」と気持ちに寄り添って、よしよしと抱っこしてあげましょう。

③幼児になったら聞き分けを誘う力

抱っこはしつけにも役立ちます。
幼児になって公園に出かけたものの帰りたがらない、片づけをしないなど、言うことを聞かないときは、抱きしめたり、手を添えて導いてみて下さい。
だだをこねたい気持ちを受け止め、聞き分けを誘います。
しつけは言葉だけでするものではないのです。

まとめ

だっこは、物理的に体を抱くことではなく、赤ちゃんの気持ちまでをも抱きとめてあげること。
抱きしめるという行為は、子どもに「あるがままに受け止められた、愛された」という感覚を与えてあげることなのです。
赤ちゃんが泣いているとき、まずは何も考え込まずに、手を差し伸べて抱っこしてあげてほしいなと思います。


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