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こども家庭庁って?

こんにちは。子育てママのゆきです。
皆さん、「こども家庭庁」って聞いたことありますか?

子ども政策の司令塔となるこども家庭庁が、2023年4月に発足しました。
この「こども家庭庁」は、子どもや若者の意見を聞き、子どもに関わる政策の司令塔としての役割を期待されています。
どんな組織になるのでしょうか。
今日はこの「こども家庭庁」についてお話ししたいと思います。

「こどもまんなか社会」への司令塔

こども家庭庁はなぜできたの?

貧困やいじめ、虐待など子どもに関わる課題はたくさんあります。
こうした課題に一元的に取り組む組織が必要だという声が長らくありました。

きっかけは2021年当時の菅首相が、自民党で具体的な検討を進めるよう指示したことです。
その年の12月には、「子ども政策の新たな推進体制に関する基本方針」を閣議決定し、常に子どもの視点に立ち、子どもの最善の利益を第一に考え、子どもに関する政策を社会の真ん中に捉える「こどもまんなか社会」を目指す党として、創設することになりました。

どんな人が働いているの?

厚生労働省や内閣府で行っていた仕事をこども家庭庁に持ってくるので、これまで担当していた人たちがスライドしてくるほか、それ以外の役所も協力します。
また民間の人材登用や、地方自治体との人事交流も行います。

複数の省庁で対応が遅れがちだった

厚生労働省が行っていた保育や母子保健、児童虐待対策や、内閣府が行ってきた子ども・子育て支援、少子化対策などを担い、子ども対策の司令塔機能をこども家庭庁に一本化します。
これまでは、例えば、児童虐待問題を厚労省・文科省・法務省などの省庁が担当するなど、複数省庁にまたがる事務があり、別々に仕事をする体制では無駄も多く、対応の遅れが問題となっていました。
 子ども・若者からの意見を聞き取りといった新たな政策課題や、各省庁間のすき間事案にも積極的に対応していきます。

しかし、子ども政策のすべてがこども家庭庁に移ったというわけではありません。
幼稚園や小中学校は文科省の担当のままです。
幼児教育と保育の「幼保一元化」は長年の懸案でしたが、影響力を持つ議員などから、「教育振興は一貫して文科省が行うべきだ」との声が高まり、実現しませんでした。

こどもを「まんなか」にして考えたとき、教育はとても重要です。
しかしその教育現場の管轄がバラバラなためスピーディーな対応ができなかったり、新たな取り組みがスムーズに行われなかったりする問題が生じています。

そこで、こども家庭庁が司令塔となり、子どもに関することをとりまとめ、なおかつ大人目線だけでなく、子どもや若い人の意見を取り入れて物事を進めていこうとする趣旨があります。

こども若者★いけんぷらすに登録して自分たちの声をとどけよう

こども家庭庁の特徴として「子どもの意見を取り入れる」ことが挙げられます。
そのための取り組みとして「こども若者★いけんぷらす」の登録がスタートしました。

意見を伝えるテーマは、子ども家庭庁や各省庁が示したものに限定せず、登録したメンバーから提示することも出来ます。
また、意見はさまざまな方法で伝えることができ、その後、意見をどう反映したか(しなかった場合にはその理由)も報告されます。

子どもを守るのは「家庭・大人」そして「社会・国」

こども家庭庁が担う役割が今一つ把握しきれない面もあります。
しかし、とにかく「子どものための・子どもも主体的に参加できる」国が定める大きな組織が動き出したことには変わりありませんね。
今後は、形だけでなく、本当に支援や活動が広がっていくか、関心をもって見ていきたいなと思います。
「子どものこと」は教育に限らず、妊娠出産から就活まで、別の視点からすると格差社会や貧困の問題、さらには児童虐待や性犯罪、LGBTQや障がいへの支援や理解、課題も推進すべきことも山のようにあります。

今回の「こども家庭庁」の発足で、よりスピーディーに子どもに関するさまざまな課題が解決され、未来への希望がもてるようになるといいですね。

本日もお読みいただきありがとうございました。


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