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エスカレーターで感じたこと

(メインブログ「神様達と共に」で2012年5月15日に公開された「エスカレーターで感じたこと」の内容を、一部修正&加筆して再アップしております。)


おはようございます。

先日のことなんですが・・・ちょっと用事があって、ある百貨店のエスカレーターに乗っていました。

すると僕の目の前に・・・スーツを着た40代くらいの男性が乗っていました。


僕は普段は人様の魂を見ないようにしているのですが・・・この時は距離が近いこともあったのと・・・なんとなく気になりまして、その男性のお心に意識を向けてみました。

すると・・・すっごくお仕事を頑張っていらっしゃる感じが伝わってきました。

これは言葉で伝わってくるのではなくて・・・エネルギーとして伝わってくる感じです。


あえて言葉に直すとしたら、こんな感じでしょうか・・・。


「オレはもっとやらなきゃな。

全然出来てない。

あの人にも迷惑をかけてるし・・・。

もう人に辛い思いをさせたくない。

だからもっと頑張らなくちゃな。

でも、しんどい・・・。

辛いけど・・・やるしかないもんな。」


それを感じて・・・「ああ、この人頑張りすぎだなぁ(´_`。)」と思いまして・・・心を深く感じた分、僕もちょっと苦しくなりました。

でも・・・僕は一度お心を深く感じましたら、それも縁だと思いますので・・・ここで感受性を閉ざすのではなく・・・逆に、奥の方まで感じるようにしています。


この男性は、おそらく責任感や罪悪感の中でぐるぐると思考している状態だと思います(´・ω・`)

『心(魂)』を深く見ていきますと・・・そのような思考は、むしろ意識の表面上で起こっていることだとわかりますので・・・さらに奥を感じるようにしてみると、より本質の領域が感じられるのです。

その奥に何があるのかは・・・人生の「幸せ」において・・・実はとっても大切なことなのですね。


その人の場合は・・・深く純粋なエネルギーが伝わってきました。

それを感じた時に・・・本当に美しい笑顔が見えまして・・・そこには優しさと、心から人を想う気持ちが溢れていました。


言葉にするなら・・・こんな感じでしょうか・・・。


「いいんだよ。

僕は・・・みんなを信じているから。

いいんだよ。

僕は・・・心の底から幸福だから。

だから・・・どんな困難だってへっちゃらさ。

僕は僕の愛の力と・・・僕のエネルギーでどんなことも乗り越えていける。

みんなに優しくできる。

それを信じているよ。

それだけ。

僕はそれだけを生きる!」


その笑顔から・・・このような深い優しさと・・・大きな愛の決意を感じました。

心の奥に・・・このような強い輝きがあればこそ・・・人は困難に真正面からぶつかっていくことができるのでしょう・・・。


それを感じた時に・・・やはり涙がジワッと出てきました・・・(ノ_-。)

そして・・・グッと胸が熱くなるのを感じるんです。


これがいわゆる『慈悲』なんでしょうね・・・。

別に特別なことではなくて・・・誰でも人の心の奥を感じた時に湧いてくる感覚だと思います。


そして・・・現代社会の中で苦労しながらも・・・多くの人達が、心の奥に湛えている素晴らしい輝き感じると・・・その人達を心から尊敬せずにはいられません。

『この世に生きていること』・・・それだけで、ものすごいチャレンジだなぁと・・・つくづく感じ入ります・・・。

そういう時・・・僕は胸から湧いてくるエネルギーを感じながら・・・目のあたりに力が入ってきます。

そして・・・


「頑張ってください・・・。信じています。」


そんな気持ちが出てきました。

でもこの時・・・悲しい気持ちや辛い気持は一切なくて・・・僕の胸にはあたたかい感動が満たされているんです。


ですから・・・ここに「あえて奥まで感じてみる」ことの意味があります。

人様のお心の表面だけ感じても・・・かえって負担を覚えることが多いのですが・・・。

「あえて奥まで感じてみる」ことによって、心が満たされ・・・負担はすっかりなくなっていくのです。


これは不思議なんですけどね・・・。

『慈悲』って、けして”同情”ではなく・・・むしろ”尊敬”なんですよ。


その人の辛さに共感して・・・辛さを大きく感じるというよりも・・・。

奥にある素晴らしさを感じればこそ・・・胸から湧いてくる感動と尊敬が大きくなるのだなぁと思っています。

やっぱり人間は奥底では・・・み~んな一つに繋がっているんですね(^^)


さて・・・顔も見ずにその人のうしろ姿から・・・いろいろなことを感じましたが・・・僕らはエスカレーターを降りてから、それぞれ別々の方向へ進みました。

(ここまでの出来事はエスカレーターで・・・一つ上のフロアに登るまでの間に起きた事でした)


そして・・・何事もなかったかの様に目的の売り場へ向かう途中・・・ふと冷静になりまして・・・。

結局、顔も知らない赤の他人に対して・・・そんな風に深く感じていた自分に気付きました(´▽`;)


思えば、街や電車内で近くにいる人に対して・・・5年ほど前からこんな風に深く感じることが多々ありました。

(この日気付くまで全然意識せずにやっていました(^▽^;))


ただ、比べたことはないのでわかりませんけど・・・このような感覚は、まだ一般的ではないのだろうなぁと思っています。

でも、毎回感じるたびに感動するし・・・決まって「頑張って下さい・・・。信じてます。」という気持ちが自然と湧いてくるんですよね。


でも、僕の中ではそーゆーことって特別優れていることでもないし・・・どちらかというと自然なことだなぁと思っています。

もしかしたら、多くの方がこのようなことを感じているのかもしれませんが・・・。

これを言葉にするのは難しいし・・・誤解されやすいので、広まってないだけかもしれません。


人間って、誰もがみんな・・・奥底では素晴らしいんですよね・・・。

僕はその人を救おうとか・・・愛を注ごうとか・・・そういう気は無いんですが・・・。

ただ信じ・・・ただ感じ・・・ただ尊敬する・・・だけなんですよね。


これからの時代では・・・魂まで感じなくとも、時には心を開いて・・・お互いの心を深く感じることが大切になってくると感じています。

やはり相手の心を感じ、尊敬する気持ちがあればこそ・・・相手の心に伝わる言葉を発することができると思うのです。

あくまで僕個人としての一つの視点ではありますが・・・あまり見かけない情報ですのでシェアしてみました。

ご覧くださりまして、ありがとうございました(^^)

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