【ラッシーで起業した柴田さんに聞きました】新規事業の責任者や1部上場企業の役員との1on1で得たもの

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こんにちは。デジタルホールディングスWith Grow運営担当です。

今回はWith Growに参加してくれた人の中から、ラッシー専門店やE Cサイトを運営する横浜国立大学4年生の柴田開さん@dotdeliにお話を伺いました。


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“With Grow”って何?
With Growは株式会社デジタルホールディングスが運営する若手起業家向けのコミュニティです。3ヶ月の間主にD2C事業に取り組むZ世代が集い、お互いに切磋琢磨しながら新しい革新への種を共創し、それぞれが共に新たなステージへ向かって歩んでいきます。


ラッシーはタピオカブームへのアンチテーゼ
―柴田さん、こんにちは。ラッシーで起業しようと思ったのはなぜでしょうか?

柴田:動画編集者として動画クリエイターを集めたりして活動する傍ら、ずっとビジネス化できる課題を探していました。そんな中、タピオカブームがあり、一気に盛り上がったと思ったらすぐに廃れていく様を見て疑問を抱いたのがきっかけで、元々消費という概念に興味があったこともありこれをテーマに事業をしてみたいと思うようになりました。ラッシーのお店づくりは、タピオカブームへの一種のアンチテーゼとしてつくりました。

柴田:具体的に私はタピオカブームをどう捉えたのかというと、タピオカブームより以前にはフラペチーノの流行がありました。フラペチーノの流行が落ち着いた後で、その空いた枠にタピオカが入った。タピオカ自体は全く新しいものというわけではありませんでしたが、ミルクティーを添えることにより日本人の食の嗜好にも合い、人気が出ていました。そこで、タピオカの減価率の低さに着目した投資家や個人事業主がこぞって参入した結果、質が低下してしまい、その結果ブームが去っていったと私は考えています。これは新規参入した事業者が消費者の需要に応えたという面もありつつ、本来消費者が商品を消費するのが自然なはずが、事業者が消費者を消費しているような本来とは逆の状況になってしまったといえます。

3つの仮説から生まれたラッシー
―なるほど。タピオカブームが去った今、その枠が空いている状況ということですね。そこでなぜラッシーだったのでしょうか。

柴田:ラッシーにたどり着くまでに、これまで流行したフラペチーノ、タピオカの共通点を洗い出し、分析した結果、私の中で3つの仮説が生まれました。

1、ブーム前からある程度認知されている飲みものだった
 フラペチーノもフローズンシェイクという括りでは決して珍しいものでなく認知されていました。タピオカも、ミルクティーと併せて飲むものではありませんでしたが、ある程度認知はされていました。同じように、ラッシーもカレーやさんなどに行くと飲むことができ、一般に知られている飲み物です。
2、どちらも飲むのに時間がかかる
 フラペチーノやタピオカを飲む多くは10代、20代の女性が多く、友だちと一緒に飲み歩く姿が多く見られます。飲み物自体が広告のような働きを持つことで広がっていきやすいのが特徴です。ラッシーも同じように飲み歩きがしやすい特徴があります。
3、家で簡単に作れない(作れるイメージがない)
 フラペチーノもタピオカも作るのに手間がかかります。同様にラッシーも家で簡単に作れるものではありません。

柴田:これら3つの仮説の条件を満たすラッシーは、やりたい、やる価値がある。と思える飲み物でした。現在は店舗とE Cサイトで販売中ですが、将来的にはカレーやさんに行った時にカレーのお供として飲むものではなく、ラッシー単体でも飲むものというようにイメージを変えていきたいと考えています。

柴田:ラッシーの事業は私がこれから10年かけてやっていく事業のひとつとして捉えていて、これを看板商品としておいしくて身体にいいものを提供するブランドづくりを行なっていきたいですね。また、既にあるお店にラッシー単体で導入してもらったり、開業支援やブランドの立ち上げ支援も併せて行なっていきたいと考えています。

確認の場、背中を押してもらう場としてのWith Grow
―なるほど。既にラッシー専門店を出店していて、E Cサイトも運営されている柴田さんがWith Growに入って実際にどんな相談をされたのでしょうか。

柴田:私はWith Growを自分自身の中の答えを確認する場として使わせていただいていました。With Growではこれまで、新規事業の責任者や、東証1部上場企業の役員の方と1対1で相談に乗っていただきました。さまざまな経験をされた方に背中を押していただき、自信を持つことができましたね。事業の中身や将来の方向性を相談させていただく中で特に参考になったのが集客についてアドバイスをいただいた時です。現在、広告費をかけ始めていくフェーズにあるのですが、まずは供給側(お店側)ではなく需要側、つまりお客さん集めに集中した方がいいとアドバイスをいただきました。需要と供給はどちらかに集中しないと、と。

―かなり具体的なアドバイスをいただいたのですね。振り返ってみると、柴田さんがWith Growで得たものはどんなものだったのでしょうか。

柴田:これまでも起業家と話す機会は何回もありましたが、1部上場の役員さんや新規事業の立ち上げを経験した方と話す機会は中々ありませんでしたので、かなり貴重な経験でした。大きな会社の偉い立場の方の考え方を知ることができたので、例えばお客さんとしてそのような方を相手にビジネスを行う際にとても参考になるなと感じています。

―最後に、今後With Growに入る方へおすすめポイントを教えてください。

柴田:起業家プログラムというと、起業家と起業家をマッチングすることが多いと思います。With Growでは、それとは少し異なり、大企業の方とお話しをすることができます。クライアントとして接することはあるかもしれませんが、そのような方にメンターとして相談にのってもらう機会が欲しい方、D2Cに関する相談や壁打ちの場が欲しい方にはおすすめです。

―ありがとうございました!

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ラッシ―専門店/L A C C I(ラッチ) C A M P F I R Eインタビュー
https://camp-fire.jp/projects/view/443723?list=food_popular

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