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『上の人たち』は夢でも伝えてきた

私がハイヤーセルフやスピリットガイド、つまり『上の人たち』と意識的に繋がり始めた頃、数字のゾロ目によるアナウンスと共に、よく見るようになったのが「近未来の予知夢」だった。

それ以前にも、夢で「お知らせ」をもらうことはときどきあったので、普通の夢とメッセージを含む夢の違いは理解していたつもりだったけど、頻繁に予知夢を見るようになって、ますますその違いがはっきりした。

私の場合、メッセージとしての夢は、目覚める直前に来る。いつも、目が覚める直前に見ていて、起きた瞬間に「メッセージだ」と分かる。

自分でも不思議なんだけど、何の根拠もないのに I’m sure なのだ。

夢の内容は、その当日、もしくは数日の間に起こることを、抽象的なビジョンで見せてくれるものが多く、後から「先に知ってて良かった~。難を逃れた」と思うことがたびたびあった。

例えば……
その夢の中で私はケーキを作っていた。現実の私では絶対に作れなさそうな、何色ものクリームが使われていて、抽象画のような、銀河の渦のような、まるで芸術作品さながらの美しいデコレーションケーキだった。

私がデコレーションの仕上げを終えて、出来栄えに満足していると、「わぁ、素敵〜!」と歓声をあげながら2人の女性が部屋に入ってきた。そして「じゃあ、いただいていきますねー」と言いながら、皿ごとケーキを持って行ってしまった。

呆然とする間もなく、目の前に現れた大型スクリーンに、私のケーキが原型とは似ても似つかないコピー商品になって世界にばらまかれ、彼女たちが高笑いしている様が映った。その様子を見て私は「渡さなければ良かった」と深く後悔……したところで目が覚めた。

うわぁ、嫌な夢。気分悪っ!と思ったけど、メッセージはすぐわかった。

実はその時、とある編集者から出版の打診を受けていたのだ。当時、某社のサイト上で展開していた「画面をクリックすると、おみくじみたいにメッセージがひけるコンテンツ」の拡大版を本にしませんか、と。

その企画は私のお気に入りだったし、自分軸に立ち返るための「内省のツール」としてのメッセージ本を作ってみたかったので嬉しくなり、2人で「こんな感じがいいかな」「ビジュアルはあんな感じ?」とイメージを膨らませて盛り上がった。

しかし、上記の夢を見ちゃったので、すぐ先方に連絡。
さりげな~くつっこんでいろいろ聞いたところ、先方が望んでいるのは課金式占いアプリ的な「おみくじ本」で、創りたいものが実はまるで違うことが判明。そして、どうやら本を売る気は毛頭なく、出版の話はコンテンツをアプリ展開して(その会社が)稼ぐための口実と分かった。

OMG。口車に乗らなくて良かった。ちょっとガッカリしたけど、情熱と時間と労力を無駄にしないで済んでラッキー。人生の時間は有限だからね。20代、30代ならまだしも、中年ともなると、どうでもいいことにかかずらわっている暇はないのよ。

と、こんな感じで「夢」が先回りしていろいろ教えてくれるのだ。

また「これ、どうしよう。どうしたらいいかな」と悩んでいると、夢で「ここに行け」というガイダンスをもらうことも増えた。私の場合――そこはほぼ神社なんだけど――四の五の言わずにそこに行くと、どういうわけか帰路につくころには答えが出ている。

そして、その答えを実行すると、だいたい上手くいく。「あれ?別に悩む必要なかったなぁ」と思うくらい、すんなり解決する。

つまり、悩んでいるより、ガイダンスに従って現地まで行っちゃう方が早く、案ずるより産むがやすしなのだ――今もこの「夢経由のガイダンス」は日々続いている。

こうしたことが何度も何度も起きて、私のハイヤーセルフを含む『上の人たち』への信頼はどんどん強くなっていった。

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