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とにかくサーフィンしてらっしゃい

つい先日、サーフィンをしてきた。

感想は………楽しいぃぃぃぃぃぃいいいいい!!!!!
なにこの楽しさ。
この年までやらずに来たことが悔やまれる楽しさだ。

サーフィンスクールの上手な先生のおかげで、2秒だけボードの上に立てたけど、基本的にボードにしゃがんではドボン。
立とうとして、足を伸ばしかけたところでドボン……の繰り返しだった。

陸上で難なくスチャッと出来ることが、波の上ではなんと難しいことよ。
でも、それでもめちゃくちゃ楽しかった~!

お天気はすっきり快晴なのに、海上のお天気は「荒天」で、あっちからもこっちからも波がやってきては、どんぶらこどんぶらことボードを揺らす。

スクールの先生は、私が荒天の海で散々な目に合って、もう二度とやってこないサーフィン初心者になるのでは……と気を揉んだようだけど、私は荒波が全く気にならないくらい楽しかった。

ボードの上で波に揺られているだけも気持ちがよいし、パドリングしながら(自力で泳ぐのと比べるとはるかに)スイスイと海面を横切るのも愉快。

向かい来る高波にボードの頭を向けて、よいしょっと乗り越えるアトラクション感も面白いし、ボードから落下して波にもまれ、水中で高速回転したり、宙返りしちゃったりするのも、予想外の動きすぎて笑える。

数メートル先の海面をぴょんぴょん跳ねていくお魚にも出会い、海と遊んでいる感、海に遊んでもらっている感を満喫できた。

あーこれかー。サーファーが寒くても、真っ黒になっても、髪の毛傷んでも海に入る理由は!

ところで、私がサーフィンをしようと思った理由だが、きっかけは友人が(おそらく布教活動のために)譲ってくれた東方神起のファンクラブ向けDVDだ。

彼らはそのDVDの中で「鎌倉で初サーフィン」という企画に挑戦しており、ほんの数十分、練習しただけで、あっさり乗れるようになってしまった。
それはそれは綺麗に、爽快そうに、波の上を滑っていて、指導したサーフィンスクールの先生方が悔しがるくらい……。

恐るべき身体能力……。
やっぱり、この人たちは宇宙人だ……と慄きつつも、心は「いいなぁ。楽しそう。私も乗りたい」と激しくときめいた。だって「東方神起初サーフィン」を見る限り、波乗りは超簡単そうだったのだもの。

しかし「海が遠い」とか「この歳から始められるの?」とか「お金がかかる」とか、いろんな理由をつけて二の足を踏むうちにパンデミックが来て、2022年の夏になった。

すると、日課の『上の人』とつながるエネルギーワーク中に「サーフィンしろ。サーフィンしろ」と繰り返し繰り返し指示がくるように。
仕事のことや人間関係について尋ねているのに、湧いてくるイメージが「サーフィン」一辺倒なのだ!

そこで、改めてサーフィンスクールを探したところ、現住所から割と近いところに、あらゆる世代から評判のよいスクールを発見。

そこは仕事のしやすい素敵カフェも点在エリアで、もともと私が好きな場所。灯台下暗しだし、盲点だったわーと、さっそくお店に電話をかけてみたら、電話越しにも伝わるオーナーさんのホスピタリティと人の良さ。

あ、ここだ。間違いない!と確信して、すぐ予約を入れた。

実際は、最初の予約日には海が荒れすぎていてキャンセルに。次回はお店に濃厚接触者が出てキャンセル……。3度目の正直でようやく念願叶ったが、海が空き始めた時期だったから、むしろこれでよかったのかもしれない。

さて、そんなこんなで初サーフィンを体験してみて、『上の人』がしつこくサーフィンを勧めてくれた理由が分かった。

私は体力はそれほどないけれど、エネルギー的には比較的タフで、ダイナミックなエネルギーの持ち主なのだ。だから、常に動きがあり、人間に畏怖心さえ抱かせる海のような「圧倒的大自然」の中で、エネルギーを全開にしていると元気になるし、整う。

自分の本質にすんなりスイッチできて、「どうしたらいいんだろう?」「あれはどうしたら?」と迷っていたことも、パッと答えが出るようになる。というか、悩まなくなる――なぜなら「本当の自分」のままだから。

普段はOFFにしていた自分のダイナミックな側面が、サーフィンをしたらただちに立ち上がってきた。そうだった。私、こういうワイルドでアドベンチャーな感じ、大好きだったわと。

それが分かっているから『上の人』は、細かいあれこれに答えるよりも「とにかくサーフィンしてらっしゃい」と言ったのだろう。サーフィンすれば、バランスが整って、自分の軸にカチッとはまり、自然に流れに乗ることができるから。

常に『上の人』は最速で最善なルートを示してくれるなぁ。

海から上がってサーフボードを運びながら見上げた太陽は「ほら、だから言ったでしょう?」と笑っているように見えた。

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